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     第42作     鵜籠型エサ入れ       H23・10月

   
 10月27日 鵜籠型エサ入れが完成しました。
 本体はやや安上がりに合成ウルシ塗料で固めましたが、木製の上蓋には本ウルシを使用しました。
 まだ3回ほどしか拭き塗りしていませんが、取りあえず週末にボートのキス釣りに誘われていますので、実地に使い心地を試してきます。

 10月29日
 師崎で良型キスが15匹ほど釣れました。
 ボーズエサ箱にならずに良かったです。

 



 10月9日関市の刃物祭りを見学したついで、長良川・小瀬で「鵜庄」さんがやっておられる料理屋「岩佐」さんでお昼としました。夜なら鵜舟が目の前に見える絶景の部屋で天然アユ尽くしを頂き、少し贅沢をしました。
 鵜庄さんのところですので当然あると思いながら、「鵜籠はありますか?」「見せてもらってもいいですか?」・・・“ウイエ、、に並んでいますよ。” …ウイエ? ウイエ? 鵜家?
 お許しを頂き、鵜籠と出番待ちの鵜サンを写真に納めました。(鵜飼い観覧は10月15日までだそうです。)
    
 「鵜籠」と言う花籠があったと思いますが、この写真を眺めているうちにやっぱりこの形でエサ箱を作ってみたくなりました。またしてもエサ箱で、進歩ないですね我ながら。

  10月18日
 ヒゴは1・3o、竹は手元に残っていた黒竹です。上物の黒竹ではありませんが、柔軟で工作しやすいです。
 本体そのものは六つ目の籠ですから目新しいことはありませんが、多分鵜籠の特徴は先の工程になりますが、力足 ? に切り込みを入れ、底の力竹を差し込むあたりと思います。
 今日迄のところは本体の六つ目に紙を貼って塗料で固める(2、3日要します。)ことと、口の縁巻きを仕上げました。
 本物の鵜籠に比べ背を低くしましたが、エサ入れとして使おうと思いますので、ゴカイをつまむ指が楽に底に届くように考えました。
     

  
10月19日
    力竹を削りました。
 組み合わせる差し込みはドリルで2か所穴を開け、切出しナイフでくり貫きました。
 

  10月21日 設計変更
     実物の鵜籠は楕円形で、中に仕切りがあって部屋が二つになっています。鵜を2羽入れられますが、地方・作り手によっては丸型の一羽入れもあるようです。
 今回作るエサ入れもなるべく実物のように作りたく、仕切りの板を切り出し、蓋も其々に二枚作る予定でした。が、この状態で指先を入れるとどうも窮屈で、エサのゴカイを摘むにはやや使い勝手が悪そうです。

 思い切って設計変更することにしました。低めの仕切りを取り付けることにします。

  10月24日 中仕切り板取り付け

 深さのほぼ半分で仕切り板を作り取り付けしました。両サイドと底部の3か所を籐ヒゴで縛り、凹凸部と隙間を砥の粉と水性ボンドを練ったもので埋めました。
 この後は、更に薄紙で目張りし、塗料を塗り重ねる予定です。
         


  10月27日 完成しました。

 指も楽に入るようになって、使いやすそうです。
 上蓋は、本物モデルのような二枚跳ね上げ式には出来ませんで、一体の蓋になりました。
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