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     第48作      矢鱈挿し六つ目花籠   H24・7月



 手元にネマガリタケが少し残っていました(3年前、ネマガリのタケノコ採りに行った際採集したもので、採取時期は適期でありませんでしたが、)ので、何かザックリした籠を一つと思い立ちました。
 材料竹がガレージに放置してあったので、かなり虫に喰われていましたが、いいとこ取りして何とかヒゴを整えました。

 粗い六つ目で芯を組み、後は適宜ヒゴを挿し込み感じを整えます。矢鱈挿しの挿し方に特段の法則は無く、ヤタラ…に挿せばいいと思います。
 ヤタラメッタラほど挿してもいけないようで、作者の感性がものを言います。
 私はこの手のデザインの能力が劣っていますので大したものにはなりませんでしたが、特別なテクニックは必要ありませんので、芸術的感性のある方、挑戦してみてください。
 ヒゴ幅は5_程度です。細い竹ですので、ヒゴに丸みが出ます。
 六つ目で底を組み腰立ちも含めて胴回しは三段としました。
 上部に残った立ヒゴも適宜折り返し、挿しヒゴも加えて矢鱈挿しをし、縁巻きは粗く巻いて完成としました。