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     第62作           竹花入れ         H26・4月


 4月11日

 天然素材の煤竹で、竹一重切花入れ、竹筒花入れが概ね出来上がりました。

 筒内側を更に2、3回ウルシを塗ります。

 金継ぎ“風”の時代もの花入れに見えるでしょうか??

 後は内径に合わせて入れ子を作り完了です。

   群馬県の竹工芸愛好家の方から煤竹を送って頂きました。HPを見て頂いている内、メル友になりました。メル友と言っても我ら60ン?歳になりますけどねー。
 届けて頂いた煤竹を早速洗い、ベランダに干しました。 さて、どうしようか思案の末、丸竹のままで使えそうなもので、まずは「花入れ」など作ってみようかと思います。

      
 割れ部分に留め金(真鍮板切り出し)を打ち、筒の内側に和紙(障子紙で代用、)を漆で貼り付けました。
 ウルシが乾燥してから、木工ボンドを薄く伸ばしたところに砥の粉を練り充填剤にしました。充填した砥の粉は乾燥すると痩せますので、3回くらいは作業を繰り返します。

 最後は割れ目にウルシを充填し、金粉を蒔きました。”金継ぎ風”に仕上げました。

 あくまで金継ぎ風です。

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 4月20日第2日曜日、いそいそと教室に持ち込み大先生に褒めてもらうつもりが、「留め金は鉄の方がえーぞ、」 、、なんて言われてしまいました。
 やったろうじゃないですか。もう暫く、この材料で遊べそうです。


    
後日の考察

 鉄釘は時間の経過とともに錆びて結束が強固になる、と、考えてもいいのでしょうか。