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     第66作
                  丸口ザル (青竹)     H26・8月
                                
10月第2号作 11月兄貴第3号

 

 この所、年に一回程青竹の日用使いの実用品も編んでいます。

 第57作の丸いかき(ザル)とセットにして納まるように寸法を整えました。

 編み始めは口のところからです。中央から編んで(57作の丸は中央から上下に均等に編みました。)口の仕上げで、別に削った楔で止めることもできますが、本作は縦ヒゴと口部分の出っ張りを一体としましたので、やや編み始めは難儀します。難儀をしながらヒゴ10段くらいも編めば安定して、その後の作業は楽に編み進められます。
 全体の形を見ながら整えていくには、むしろこの方法が良い結果になるように思えます。私見です。

 ヒゴ幅は概ね2oの割りっぱなしです。竹の身部分の面をしっかりとって、断面がカマボコ型なるようにします。手触りが格段に良くなります。表皮面は面取りしないほうが水切れが良いでしょう。
  長寸31p 幅29p 深さ9p

   

 10月 第2号作(兄貴分の1作目)

 欲張ってもう一回り大きめのものを作りました。
 納まり具合が良いように寸法、形を整えながら作りますから、2号作はその分手間取ります。
最初のものは形なりに仕上がっていけばいいですからね。
 口部分がやや広がってしまったあたりが残念なところです。
 縦ヒゴは偶数にして10本(据わりが良い)、編みヒゴは2.3oでやや幅広にしました。
 
     
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11月18日  兄貴分の第3号作

 第1作の後、一回り大きい兄貴分を作ってきました。3号が完成しました。1号、2号はどうも口の締りがしっくりきませんでした。我ながら呆れてくるのですが第3号を作ってやっと気分が落ち着きました。