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     6作 ヒゴ3本組み麻の葉底四つ目籠
 基本的には第四作の麻の葉底四つ目籠と変りはありません。底をヒゴ3本一組(中心は2本)で編んで腰立ちからは1本ずつのヒゴとして四つ目に編みます。胴は2本飛びで編んでいきますが、上部になるに従って窄まっていきますので、三本飛び、四本飛びの編み方になります。

  材料は幅2ミリ、厚さ0.4ミリ、長さ80センチのヒゴが78本必要となります。節は中央一節です。材料作りには時間を要しました。 
 麻の葉の底から2本飛び四つ目で編みはじめて4段目の所で、内径22センチの輪を編み込みます。これによって形が整い以後編みやすくなります。(逆にこれを入れずに編むとすると、非常に形作りにくいと思われます。)
 四つ目編み自体はこれが4個目(第4作では3個作りました。)になり、二目飛んだり三目飛んだりの編目がよく見えるようになり、右手、左手の動きもスムーズになってきました。

本体の高さが18センチ。手を含めて36センチです。手は節が二つ、皮籐で飾り兼縛りをした先は二つ割で本体に取り付けます。
 編目の並びが単純なだけにごまかしが利きません。揃いが不十分であると即、出来栄えに反映します。目の並びの補正にかなりの時間を費やしました。