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     第72作
                    調味料入れ

                               
H27・8月

 青竹がまだ手元に残っていましたので、ありふれた細工で遊んでみました。

 底はいかだ組みで四角の入れ物が出来上がりました。何か、ただの入れ物では芸がないので、取っ手をつけてみます。


  調味料入れに使えそうです。

   


 手の取り付け、縛り

@ 手は胴回しヒゴに挿し込みますが、抜けないように縛り込む必要があります。
 まずは籐で虫巻きをした後、
青線のように縁枠に絡めます。取っ手が上方へ抜けないようにする部分ですので、きっちりと。

A 線に沿ってヒゴを回していきます。
 交差する部分は一目毎、互い違いに編み込む。


 花籠作りの手の取り付けでこの縛り方を使ったりしますので、参考になると思います。





B 籐ヒゴが2回交差したのち、
橙色→のように交差したヒゴを掬いながら一回りさせて完了。亀の甲?
 このように締め上げることで、縛りがきつくなり、手と縁枠の密着が強固になります。

 物の大きさ、巾の如何で、ヒゴ2回交差を3回に、亀の甲の縁回しを2回りにとか、適宜対応できます。