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     第74作
                 ハゼ釣りの活かし魚籠
                               H27・9月

 今作も青竹です。
 先日、畑の友人に「ハゼ」の穴釣り・穴場に案内して貰いました。
 面白いように穴からハゼが掛かってきます。自分の感覚としては、穴釣りとはもっと秋も深まってからのものと思っていましたが、何のなんのこの時期でも、穴の中に型の良いやつがいるものなのですねー。50匹も釣ってしまいました。

 海のアイナメ釣りなど、穴釣りはやっていますので、釣り方そのものには抵抗はありません。いい場所を教えてもらいました。

 生来道具に凝りたくなる質です。早速、魚籠と竿を手作りしました。
 魚籠は水中に浸けられる“活かし魚籠”とします。投入口は「もんどり」にします。
 竿は硬めの先調子、1.2bです。布袋竹の手元、中程はメダケ、先はグラスで、先調子に削りました。柔らかい竿ではハゼを掛けた後、穴に潜られてしまいます。有無を言わさず抜きあげるには、硬調先調子が一番です。

 丸い底の菊底編みにしました。
 胴径は15p、高さは20pになりました。

 蓋は、もんどり仕様ですので、口の方から編み始めます。ヒゴを型に宛がって編みました。
    

  
忍者のかぎ爪

 さて、石組みの並んだ釣り場でハゼを釣って魚籠に入れ、水中に浸します。魚籠が水に流されないように紐で繋がなくてはいけません。昔から潮干狩りに使っていた熊手を利用して、“忍者の鉤爪”にして石組みの隙間に打ち込めるようにしました。

                早速、釣りに出掛けなくてはいけませんねー
!!