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     第81作
                       黒竹丸籠
                                 H28・9月


 気分をリラックスさせて小物籠など。
 こんな時、黒竹は良いですね。柔らかくて編みやすく、うまい事に良品の黒竹ではありませんので真っ黒でなく、白っぽい部分がムラムラで面白い柄になります。

 口縛りを済ませてウルシ、錆び粉で化粧して完了です。

 第73作の耳付丸花籠と大して変わりはありません。口からの襟をもっと大きくして、大きな手を付けたら“ミニチュアー”の牡丹籠風になるのかとも思いましたが、今回はこんなところにしておきましょう。

 底組みは8本+1本(斜めヒゴ)×2です。(目が36になり、のちのちこれが失敗でした。)
 横回しは2本飛び一本掬いが出来ず、ザル編み(ござ目)。
 胴中央まで編んだところで口部分の折り返しに焼き鏝を入れます。

 胴中央から首への窄まりが結構難しい作業になります。
 左画像 紐で縛っておいて立ちヒゴに横回しヒゴを挿し込んでいます。
 右画像 発明新案特許!洗濯ハンガーの針金を首で回しながら、ヒゴ編みできることを発見しました。