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     第89作
                    花籠 うけはなかご

                                 H30・10月
          第65回 日本伝統工芸展出品 落選
          三度目の全国展入選を目指し気合を入れたつもりでしたが、残念ながら今回は落選です。


 前作の東海支部展に出品したものをもう一段グレードアップして製作したつもりでしたが、落選と言う結果となり少々気落ちしました。

 東京展は9月末、名古屋店は10月初めに済んでいます。もう少し早くにアップするつもりが、ついつい気が入らず遅くなりました。

 サイズは27×27×46p 前作との変更点は透かし四つ目編みの内籠を外枠と縁の部分で合体させず自立させました。
 全体スタイルのぱっと見が平凡だったでしょうか、良く分かりません。
 自分で、これで良し!と思い込んでしまうのですよね。


   前作との比較
 
 

  内籠の四つ目編み

 胴の径は9.7p 四つ目を外に広げて編み進めるのに難渋します。編み目が大きくなり、ヒゴの結束が緩くなりますので、円盤の補助具を使いながら進めますが、仕上がるまでには何度腹を立てたやら。
 口の仕上げは、φ0.7oの丸芯籐で2本縄編みを2周、細丸籐半割でサンドイッチにして篝りました。編み目を揃えるのがまた一苦労します。

  外籠縁縛り

 内籠よりやや太めの丸籐半割で縁を構成、下縛りの段階。この後飾り縛り。
 


 
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