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     第93作    うどん 蕎麦 湯切り  R2年3月


 前作に続いて青竹細工、台所用品です。

 第47作の「水切り」と同様のものですが、手の角度が今一ですので、改良型を。
 平成24年でしたからもう8年前と言うことになりますが、結構使い込んでいい色にはなっています。
 

 手前は今回の試作第1号ですが、やや物足りませんので気合を入れてもう一つ。

 径3.2㎝の丸竹、12本に割りました。  このままですと以前のように手の角度が付きませんので、火に炙って癖を付けます。

 この先のザル編みは何度も紹介していますが、縁でUターンする時180度捻って編み進めます。なおヒゴの継ぎは縁枠部分で、本体の途中で継ぐと安っぽくなります。  縁枠の捻りのササクレやら、捻りの時に千切れたヒゴなどみすぼらしい状態ですが、縁枠で装丁すればすっきり奇麗になりますので問題なしです。
 籐ヒゴでごまかした白い部分が気にいりませんが、縦竹が閉鎖されていますのでこの部分竹ヒゴではやれません。今後の課題で全て竹でやりたいですね。

 あてがう縁枠をひと工夫します。手に角度を付けていますので、青〇の部分をカーブさせたいのですが、板状にした状態からでは曲げられません。
 縁枠を素材の竹厚がある状態で(角材、)横方向に曲げ(火で炙って)た後所定の厚みに割り剥ぎします。
 
 上面はササラ竹をあてがって籐ヒゴで縛り、野田口仕上げとします。

 評価 もう少し大きめの口で、深さももうちょっとと言ったところですね。3作目は