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    第
13
  
200411   神島のアジ釣り (07・11・18記)


 渓流釣りの合間にも、アユもやったり海にも行きます。乗合船なんかはお土産が確実ですのでチョイチョイ利用しています。

  渓流をやり始めた頃の“これ一本”の心意気も、最近はこだわらなくなりました。と言うより堕落したと言うのでしょうか、「何でもエーで竿持ってビール飲んどりゃ楽しいわ」・・・になってきました。
  釣りものが違えばグループも違ってくるのですが、「滝山会」と命名した10人程のグループがあります。年一回程度になっていますが、このところは近場の離島に出かけて、港の突堤でたむろします。釣りをやります、という割には情けないことに船に弱い連中が多いものですから。
 今年の滝山会は離島シリーズ?初、三重県は鳥羽の「神島」に決まりました。

  パンフレットの紹介ではありませんが、三島由紀夫の書いた「潮騒」の舞台です。ナーンかいいですねぇ。ナニ、吉永小百合が泊まった旅館だって?違うの、ま、それはいいとして。

  名古屋から近鉄特急に乗り、鳥羽・佐田浜港から市営連絡船で予定の時刻に島へ上陸できました。K幹事長のお陰です。今回参加メンバーは9名。いつものパターンでまずは突堤の陽だまりで昼食宴会が始まります。コンロに火をつけて魚介の鉄板焼き、ビール、日本酒の熱燗・・
 
海は広いし大きいし、ポカポカお日さんが照っています。潮の香りとトンビの鳴き声、カモメの水兵さんに、エーとそれから・・灯台は見えたかな?・・・眠くなってきましたです。
   ひと眠り(私はですが、)の後、一応竿を持って巡回しましたら、渓流でお付合いの長い特別参加のKaさんが小粒のアジを三匹ほどあげていました。「上等だがね“カー”さん、ところでこんだけ?」  幹事長のKチャンも言ってたように、メバルの数釣りは望み薄のようです。

  よそのグループで何やら景気よく釣り上げています。傍によってみるとミンチ籠のサビキ仕掛けでアジを連チャンで釣り上げています。ウーン、寄せエサ持ってないしナー、  よし、世の中図々しく行くことにしましょう。じわりじわり傍に近づいて、これ以上傍によるな・・・と、言われる前に先手を打って、「このあたりでチョットおこぼれ頂いてもいいですかー、」・・・お許しを頂きムシ餌で1投2投、よう釣れますがね。「カーサーンこっちいりゃーこっち、ヨー釣れるでぇー。」
  夕方もそうだったのですが、宿の夕食後に出かけた時間帯にも土地の人がアジ釣りをしている姿が目に付きました。しかもほとんどが嫁サンとかお婆さんと孫とかです。島での副業になっているのでしょう
 お酒が入って口も滑らかになった旦那さんが犬を連れて散歩でしょうか、我々にどうのこうのと話をしてきます。嫁さんが2時間ほどで200匹は釣ったので見てやってくれとか、あんた達も向こうの灯台のあたりでやった方が型が良いとか、色々忠告してくれます。お節介と言うか親切と言うのでしょうか、嫁さんは下を向いて黙々と魚を捌いていました。旦那はいっさい手を出しません。職務分担割りができているのですねー。
 忠告に従い赤灯台の突堤に場所を変えて釣りました。滝山会の仲間のフーさんが急きょ仕入れた寄せエサのお陰で20匹ほど釣り、楽しむことが出来ました

  あくる日仲間が島の土産にと“アジの丸干し”を買いました。昨日の嫁さんの釣ったアジもこんな風になるのでしょうね。
   島の人が、前の大潮の時(半月前)はもっと沢山釣れたと言っていましたので、是非来年は時期と潮を選んで、アジのサビキ仕掛けも用意して再度チャレンジしようと思います。