第20話

  2008年8月   東北アユ遠征

              (H20・8・13 記)

 アユの野壺にはまった、ちがう、アユのオトリ缶に嵌ったYさんの段取りで、東北の秋田まで飛行機に乗ってアユ釣りを楽しんできました。
 定例会と称して3ヶ月に一度飲み会をやっていますが、今年はYさんが幹事を努めています。その飲み会で、“たまには豪勢に2、3泊して釣りに行くのもエーワナー、、、”と誰か発言をしたようで、それならアユで東北行くかー、となりました。
 場所から川から飛行機から全てY(ヨーサン)さんにお任せです。他のメンバーは私N(ナーサン)に、Mi(ミーサン)Ka(カーサン)、の4人です。特にカーサンなど3日間もつのか心配だけど、クーラーに缶ビールをしっかり詰めとけばいいのかな。

 遠征となりますと、アユは道具立てが大変です。オトリ缶やらアユボート、タモも大きいし竿は長いし、クーラーも共有で1個持って行かなければいけません。アユのため? 缶ビール冷やすため。
 この日のためにヨーサンから3人に揃いのバッグをプレゼントしていただきました。何から何まで心配掛けましてすみません。

 最終日、阿仁川で掛けたアユ、21、5センチありました。東北は河川水温が低い為か全般には小振りのアユが多かった中での良型でした。

 幹事のヨーサンが旅程と旅費の概算を説明します。
 日程は8月6日から3泊4日、いいですね。フンフン。飛行機は県営小牧空港から夕方飛びます。ア、そうかー、近いでいいなー。秋田空港に着いたらレンタカーで最初の川、真瀬川まで走ります。なるほど、、そんで、宿は近くなの? 最初の夜は車で寝ます。エッ、車中泊ですか。そう。道の駅の駐車場で、トイレもあるで大丈夫だわ。宿の布団で寝るのは二日目と三日目です。
 費用はアレとコレと、そうそう、アユがあんまり釣れてまって(名古屋弁? 標準語ではアユが沢山釣れてしまって、)クール宅急便で送らないかなんだら、その費用までは入(ハイ)っとらんでね。了解了解、そうも釣れんで大丈夫でしょう。

 川についてはインターネットなんかで調べたそうな。さすがにアユのヨーサンだけあって、オトリ屋さんやらビールを仕入れるコンビニなんかもちゃんと調べてありました。
 川は真瀬川で二日、阿仁川で一日遊びました。釣り場に着いたらまずは冷たい缶ビール。昼飯時にも缶ビール。仲間でこの時間と東北の景色を共有し、ビールの美味さを共有する・・・至福の時です。
 目一杯頑張って釣る人、まあまあ頑張って釣った人、そこそこは釣った人、頑張っているように見えなくも無いけどあまり釣っていない人、4者4様でした。

 釣果は山分けし、東北の恵みを共有しました。


 旅程、車と宿の手配、釣果の分配と色々ご努力していただいたヨーサンに感謝の念を込めて、華麗な取り込みの姿を掲載しておきます。
 この姿を撮る為、私はずっとカメラを構えてチャンスを待っていました。
 竿も出せずに川原の石に腰を掛け、脇に缶ビールを据えながら。



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