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     第
25
     天然アユは美味いなー

                                 (平成28年8月 記)


 恒例の馬瀬川アユ研究会、まだ続いています。ただメンバーが3人になってしまったのが残念です。第23話の記事は6年前ですが、写真に元気な姿で写っているTさんが、早々と西方浄土へ旅立っています。もう3年になりますでしょうか。こればかりは年の順にとはいかないものです。
      

 年は取りたくないですねー。私、2か月程前から右肩が上がらなくなっています。50肩?でしょうか、70歳を目前にして今頃おかしな話です。当然アユ竿など振れません。
 「うん、日程は7月20日、21日でいいけど竿持ってかんでね、肩上がれせんで。夜の懇親会楽しみにするわ。」 車のハンドル回すのも、少し違和感があるのですが、まあ高速で行けば何とかなるでしょう。いつもなら国道41号線で金山を左折してダム湖沿いに、景色を楽しみながら行くのですが、カーブの連続で今回は止めときましょう。
 家を午後2時発、東海北陸自動車道を郡上ICで下り、吉田川沿いに坂本峠を越え清美に入り、馬瀬川の源流部から下って馬瀬村に入ります。何でしょうか、最近は下呂市馬瀬と言うそうですが、馬瀬川は下呂市でなくて馬瀬村ですよね。
 所々で車を停め、釣り人の姿を見学しながら5時頃宿に入りました。宿はいつもの【丸八旅館】です。長老のNさんが既に部屋に入っていました。
 早いじゃないですかー、「入川券とオトリを買って、川をあっちこっち見て回ってから釣り場に下り立ったのが2時だったけど、木陰で一服するつもりが寝込んじゃってよー、目が覚めたら4時になっとったんだわ。竿も出さずに宿に来た、、、」 年は取りたくないですねー。

 入川券の2,500円がパーですねえ。私は竿を出さない代わりに入川代金の2,500円で天然アユを買って帰るつもりです。最近では漁協が毎日釣り人から天然アユを買い上げ、小売りもしているようです。漁協に電話したら、冷凍ならいつでもあるけど、活きアユなら午前10時頃に覗いてもらうといいよ、との返事でした。

 さて、Kさん、この人私のアユ釣りの師匠ですが6時に宿に着きました。小振りながら8匹の釣果、やりますがね。
 夕食宴会では一年分の募る話を肴にビール、冷酒が進みかなり出来上がりました。

 宴会後、長老のNさんが宿の玄関辺りで訳の分からぬことを喋っていました。代替わりした丸八旅館の娘が心配顔で世話をしてました。Nさんも酒が回りすぎたのかな? ま、それでもあくる朝はシャキッとなりましたので一安心です。そろって宿の玄関で記念写真は毎年のことです。

        

 漁協で10時にというのも煩わしく、結局宿のご主人に頼んで冷凍ものアユを分けて頂きました。女房と2匹ずつ食べるつもりで4匹、2,400円です。自称アユ釣り師も情けない話ですが、土産はできました。

 帰って、「天然アユだぞー、、高かったけどなー」炭火を熾してじっくり焼き上げ、今晩もまたビールが進んだ次第。