1990年12月   菅島綺麗どころ      (H19年8月11日記)


  今回は釣りではなくて、職場の親睦旅行の話です。とは言っても海があるなら「竿もってくぞー、」

  土曜日、当時は半ドンと言って午前半日の勤務でしたが、職場の何人かで“先発隊”と称して休暇を頂き、“突堤で釣りやろまい”と、言うことで話がまとまりました。・・と、言うことに話をまとめました。本隊は午後出発でやってきます。泊まりは三重県伊勢の菅島です。
 
はじめての菅島で、釣りのポイントも分からずに島に上陸しました。漁港を一眺め、右手方向に大きな堤防が見えます。当然白い灯台が先に立っています。一同荷物を降ろして釣り開始、皆、旅行の遊び半分ですのでベラやら何やらゴモクのような魚を釣って喜んでいましたが、腕に自信のある?私はなんとまあ、オマケの釣りで38pのアイナメを釣ってしまいました。欲無しで釣った分、記録ものに出会うことが出来ました。

  釣りの話はこれまでとしまして、今回は職場の親睦旅行ですので本番は夕食宴会です。「幹事サーン、コンパニオンのおネエさん呼んだんだよねー、」「呼んだ呼んだ、二人も頼んどいたデヨー、」

  “おっと、思っていたより年増ですねえ。でも着物なんか着ちゃって、いいじゃないの。”
   「お二人はやっぱり、エー、鳥羽あたりから船でみえたんですか?」「私らは島のモンで本業は海女、今日はアルバイトでーす。」
  聞くところによりますと、お年の方は30代と40代、島を代表してアルバイトするだけあって、なかなかの美形で悪くないですよ。話もろくすっぽ出来ない、ただ若いだけのコンパニオンに比べたらずっと楽しいです。

  話がはずんで海女物語になりました。ここらの漁師の家は女子が生まれると繁盛するのだそうな。男ではダメなんだって。どこぞの相撲部屋みたいですね。これもこの地方が海女漁の盛んな伊勢の海だからでしょう。
  「旦那さんは?」・・・「亭主は毎日、連絡船で鳥羽市に通うサラリーマン。」ご亭主になる必要条件は、なるべく暇なサラリーマンとか。海女漁が忙しくなる時は何をおいても仕事を休み、女房殿を乗せて船を海に出す役割であるらしい。

  いろいろ楽しい話を聞けました。パワーがありますねえ、サザエにアワビ、伊勢えびをどっさり獲って、たくさん稼いで繁盛してください。


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