資  料 No.47


第33期翠松園道路対策組合総会(平成4年度事業経過報告)

第33期翠松園道路対策組合総会

日  時平成5年4月18日(日)午前10時
場  所翠 松 園 集 会 所

平成4年度事業経過報告

◯ 本年度1年間の主要事業の経過は、昨年4月19日(日)定時総会の節、大和田・高津両弁護士より、いよいよのこり未解決道路敷7筆9人、6,245平米(2773-42、155、193(旧196)、217、219;2758-381、382)について、むすびしあげの提訴に入る時がきました、との提言のありました通り、それらの準備が漸くととのい、昨年9月8日、名地裁へ(ワ)第2936号道路工事承諾請求裁判(第2次、下水道、ガス、側溝、舗装等)として提訴しましたことと、その後のそれらの経過が主要ポイントであります。
 しかし既報の通り、昨年1月17日以来、昨夏にかけて、それにしてもこの際、相手方7筆9名のうち一人でも二人でも何とか示談・和解にもちこむことができれば、残された道路整備工事の進展の上に、それだけプラスになること故として、当方弁護士より相手方に数次にわたり示談・和解の話し合いをして頂いてきた半年あまりの経過が、第二のポイントでありました。さりながらそれらの話し合いはすべて昨夏までに不調に終りました。
◯ それらの経過については、昨年4月19日(日)総会の報告書につづき、同年10月13日、第2次道路工事承諾請求裁判について(第1報、全戸配布)、同年11月27日、同第2報(回覧)、本年2月11日、同第3報(回覧)にて詳しくご報告申しあげた通りであります。
 即ち本裁判は、昨年9月8日名地裁あて「道路整備工事(下水道・側溝・舗装)、ガス工事、ならびにそれらの保持・管理をすることを、それぞれ承諾せよとの判決を求める」との要望をこめて提訴、平成4年(ワ)第2936号事件として受理され、それ以来昨年11月27日(金)第1回口頭弁論、ついでさる2月5日(金)第2回口頭弁論が名地裁第1101号法廷にて行われ、同第3回「和解兼口頭弁論」は第3報にてご報告の通り、この3月11日(木)PM2-3、名地裁民事6部、第7民事手続き準備室にて、今後の審議の進め方について、更に相当につっこんだ話し合いがもたれました。即ち、
◯ 佐藤陽一裁判長、船橋和彦書記官係りにて、当方は大和田・高津弁護士、道対理事長、同副理事長、町内会副会長(事業担当)ら5名、相手方は2773-42\、加藤洪太郎、田原裕之弁護士、(株)さいとう代表取締役斉藤洋治(本人)、2773-193(旧196)、白浜重人破産管財人、2773-217、小川智慧子(本人)、2773-219、中山敬規弁護士、2758-381、水野弘章弁護士ら7名出席(2773-155、2758-382欠席)。丁度1時間にわたる双方の話し合い、それらをまとめられての佐藤裁判長の総括結果は、2773-193(旧196)(破産宣告を受け、競売進行中)、2773-217、2773-219、2758-381の4件については、和解不成立、次回より再び口頭弁論にもどる。又、2773-42については上記同様、法廷の審議を続行するも、2773-4の一部が都市計画法指定の大森公園の一部に存在することから、原告・被告のほかに、近く名古屋市(農政緑地局)がその部分についての交渉に加入してくる見込みがあるので、同上三者間での話し合いをしばらくもつことと理解するとせられ、原告・被告双方これを了承、次回は、準備書面の提出等もあり、きたる5月7日(金)AM10:15、名地裁第1101号法廷(11階)にて口頭弁論を行うと決定せられて、当日を終りました。
 いよいよこれからが正念場であります。どうぞよろしくお願いいたします。以上、最近までの1年間の事業経過をご報告申しあげました。
◯ 最後に、全園の皆様方の一致したご協力によりまして、和解金拠出運動も大きく進み、公道化も91%達成、残り9%の裁判運動も上記の通り、口頭弁論も近く4回目を迎えんとし、これに依り名古屋市等による道路整備工事、又ガス工事等も近来誠にめざましい進展がみられ、ご同慶にたえず、又本日現在、在来会員中和解金未拠出者実質3名、園外準会員のご拠出者183名(63.7%強) 、拠出総額1億4,939万円、支払総額 113,781,325円、と相成りました。今ひといき100%解決をめざして今後ともよろしく全園会員・準会員の皆様方のご協力・ご支援をひとえにお願い申し上げます。


註: 本文書、第33期翠松園道路対策組合総会(平成4年度事業経過報告)は、第2次道路工事承諾請求裁判について(第4報)に相当する。
註: 第2次道路工事承諾請求裁判の公式事件名は、平成4年(ワ)第2936号公共下水道設備工事同意等請求事件である。本稿では、事件名及び口頭弁論の呼称については、原文のままとした。
註: 本事件口頭弁論の公式呼称及び公判日程については、公判日程記録を参照されたい


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