資  料 No.54


第34期翠松園道路対策組合総会(平成5年度事業経過報告)

第34期翠松園道路対策組合総会

日  時平成6年4月24日(日)午前10時
場  所翠 松 園 集 会 所

平成5年度事業経過報告

◯ 本年度1年間の主要事業の経過は、平成4年(ワ)第2936号事件として、平成4年9月8日提訴の未解決道路敷7筆6,245平米についての第2次道路工事承諾請求裁判が、口頭弁論を重ねること9回、漸く審議も大詰に近ずいて参りましたことであります。
 それらの経過については、昨年4月18日(日)第33期翠松園道路対策組合総会の報告書をはじめ、同5月7日の第5報、同6月25日の第6報、同9月7日の第7報、同11月8日の第8報、同12月17日の第9報、本年2月17日の第10報回覧にて、詳しくご報告申しあげた通りであります。それらの間に裁判長の交替が3人、訴状・準備書面・証拠書類等のおびただしい書面の提出、名地裁の法廷ならびに審尋室での双方の陳述・審議がくりかえされ、さる第10報にご報告の通り、相手方も6名の弁護士に被告本人1名が顔をそろえ、当方は終始、大和田・高津弁護士に町内会、道路対策組合役員らが加わって、本裁判活動をすすめて参りました。次回は、4月12日601号法廷兼審尋室にて「準備手続き」弁論であります。
 なお、5月13日、AM10:15名地裁民事6部1102号法廷にて、2773-155、提訴・口頭弁論(平6(ワ)624号)が漸く行われることとなりました。本件、地権者が先に死亡、相続人が漸くこの程決定したので、当方から提訴できました。やっとこれで相手方全員がそろうことになりました。
◯ 昨年4月18日総会の席にて、大和田弁護士より「あとほぼ1年、相手もあることながら必ずやご期待に沿うよう努力します」とご発言がありましたが、彼我双方の証拠提出、陳述発言も漸く終末近く、証人尋問を加えて、結審の日も遠からざることかと思われます。
 顧みますれば、昭和35年秋、ある日突然、当時の翠松園全世帯100戸弱の全住民宅に、道路使用禁止、1坪5,000円にて全道路敷1.5万坪を買いとれとの、封書が送りこまれてより正に34年、諸々の道路妨害ののち、翌36年春には、裁判をしかけられ、度重なる暗雲をはらい去り、はらいのけ、われわれ住民本来の道路使用利権の確認と、道路整備工事承諾を求めた裁判運動をすすめ続けて参りました。
 この運動の最後のトンネルを掘りぬいて、道路敷の100%公道化、諸整備工事の完成まで、今しばらく全町内会員、全道路対策組合員の皆様のご協力・ご支援をひたすらおねがい申し上げます。
◯ 最後に、全園の皆様方のご協力によりまして和解金拠出運動もさらに進み、公道化91%達成、残り9%、裁判運動も上記の通り大詰めも近く、それらの結果、道路舗装、側溝ならびに下水道、ガス工事等も大きく進展、ご同慶に堪えません。
 又本日現在、在来会員中和解金未拠出者実質3名、園外準会員のご拠出者190名(66.2%強) 、拠出総額1億5,071万円、支払総額 113,781,325円、と相成りました。
 今ひといき100%解決を目指して、今後とも全会員の皆様のお力添えをひとえにお願い申しあげます。


註: 本文書、第34期翠松園道路対策組合総会(平成5年度事業経過報告)は、第2次道路工事承諾請求裁判について(第11報)に相当する。
註: 第2次道路工事承諾請求裁判の公式事件名は、平成4年(ワ)第2936号公共下水道設備工事同意等請求事件である。本稿では、事件名及び口頭弁論の呼称については、原文のままとした。
註: 本事件口頭弁論の公式呼称及び公判日程については、公判日程記録を参照されたい


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