資  料 No.67


第36期翠松園道路対策組合総会(平成7年度事業経過報告)

第36期翠松園道路対策組合総会

日  時平成8年4月28日(日)午前10時
場  所翠 松 園 集 会 所

平成7年度事業経過報告

◯ 本年度1年間の主要事業の経過は、平成4年(ワ)第2936号事件として、平成4年9月8日提訴の未解決道路敷7筆6,245平米についての第2次道路工事承諾請求裁判が、口頭弁論を重ねること23回、平成7年10月からは、和解折衝も並行して行われ、4筆 (5,273平米、名古屋市買上げ分479.8平米を含む)の和解が成立し、残るは3筆(972平米)となり大きく前進しました。これらの解決により、遅れていた名古屋市による下水道等道路整備事業も今後大幅な進展が期待できるものと思われます。
 平成7年度の口頭弁論の経過は、6月9日(19回)、7月24日(20回)、9月7日(21回)の3回で、双方の主張がなされると共に、それらの証拠書類、準備書面が提出され、作原れい子主任裁判官により、双方の主張、認否をとりまとめて要約調書が準備されることとなり、10月30日(22回)の口頭弁論では、双方、まとめられた要約調書の内容について確認、これを了承致しました。12月22日(23回)には、久方ぶりに1102号法廷で合議制の口頭弁論が開催され、当方より、これまで1平米当り3,500円で個別的に和解折衝をすすめて参りましたが、双方の折合いがつかないため、1平米当り4,000円に引き上げるかわりに、一括和解の要望を申し出たことにより、裁判長もこれを受入れ、「前回で準備手続きは終結。今後の進行については和解の気運もあり、相手方のグループ分けをし、和解を進めて行くことにする。和解について作原主任裁判官に受命させる。」との発言があり、愈々一括和解が始まりました。
 和解折衝は、平成8年3月28日までに回を重ねること実に23回、2月20日には2773-217(661平米)、3月12日には2773-42(2,833平米)、3月13日には2773-219 (1,071平米)、以上3筆について和解が成立致しました。
 なお、2773-155(228平米)については、相手方の希望により、訴訟を取り下げた上で和解が成立。平成7年8月24日付にて名古屋市への寄附採納が完了致しました。
 2758-381については、和解については概ね、双方の意見は一致しておりますが、根抵当権設定等の債務があり、このままでは市への寄附採納は不可能のため、相手方代理人水野弁護士により債権者(5名)に対し、抹消登記請求の裁判が平成8年2月20日付にて提訴されました。裁判の結果を待って対処して行きたいと存じます。
 2773-193(旧196)および2758-382については、難しい問題点があり、今後の対応策について高津先生を中心に検討中で、4月5日に町内会・道対合同役員会を開催し、今後の進め方について協議の予定となっております。

◯ 新顧問弁護士の委嘱について
 昭和36年以来、翠松園道路問題について、顧問弁護士として大変お世話になって参りました、大和田安春先生が平成7年3月、難病にかかられ、弁護士活動を続けられることができなくなりましたので、後任について高津先生にご相談申し上げましたところ、先生の知友である川端浩先生をご推薦頂きましたので、専任理事会を開催し、顧問弁護士としてお願いすることとなりましたので、ここにご報告申し上げます。

 なお、本日現在の和解金拠出総額は1億5,155万円、和解金支払い総額は 133,022,335円と相成りました。
 ご協力に感謝申し上げると共に今後共よろしくお願い申し上げます。

 最後に冨永義彦理事長の急逝(平成8年2月21日)という悲しいご報告を申し上げなければならないことをかえすがえすも残念に思います。役員一同、この悲しみを乗り越え全力を尽くして参る所存でありますので、今後共、組合員、準組合員の皆様のご理解、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
 以上、平成7年度のご報告を申し上げます。


註: 本文書、第36期翠松園道路対策組合総会(平成7年度事業経過報告)は、第2次道路工事承諾請求裁判について(第24報)に相当する。
註: 第2次道路工事承諾請求裁判の公式事件名は、平成4年(ワ)第2936号公共下水道設備工事同意等請求事件である。本稿では、事件名及び口頭弁論の呼称については、原文のままとした。
註: 本事件口頭弁論の公式呼称及び公判日程については、公判日程記録を参照されたい


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