| ◆3日目:4月29日(月)◆
 
 ●<キューケンホフ公園へ>
 
 朝,6時30分頃,目が覚めた.
 良く寝た.
 朝食はRoberto’sへ.ここも無料なのである.
 アメリカンブレックファーストでいろいろな種類のおかずがあった.
 明日からはここで食べることにしよう.
 道理でエグゼクティブフロアが空いていた訳だ...
 
 今日はいよいよチューリップの咲き乱れるキューケンホフ公園&デルフトへ.
 もちろん,16番のトラムでアムステルダム中央駅へ向かう.
 トラムは犬も乗れるらしく,車内で巨大な犬がおとなしくしている.
 
 アムステルダムからキューケンホフ公園のあるライデンまでインターシティに乗って約30分.
 時刻表を見て,電車の時間を調べる.
 私達はオランダレイルパスを持っているので,チケットの購入は不要なのである.
 しかし,最初にオランダレイルパスを使用するときに駅の窓口で使用開始日と終了日,パスポート番号をパスに記入してもらわないといけない.
 これをヴァリデートと言うらしいのであるが,どこでやってもらっていいかわからずに困った.
 普通の駅は出入り口付近にインターナショナルセンターがあるのであるが,アムステルダム中央駅は何と2aホームの奥という大変分かりづらい位置にあったのである.
 結局,この場所を探すのに15分くらいかかってしまった.
 
 ようやくインターシティに乗ることができた.
 ライデン駅までの間,左右に色とりどりのチューリップ畑を見ることができる.
 あっ!風車だ!と思ったらレストランの模型であった.
 
 
  チューリップ畑.色のじゅうたんがとても綺麗.
 
 そして,ライデン駅から直通バスに乗って約30分で到着.
 ライデン駅で公園の入場料とバスがセットになったパックを買うと15ユーロであった.
 
 
 ●<キューケンホフ公園散策>
 
 キューケンホフ公園到着前に大雨が降ってしまった.
 今朝は青空が見えたので傘は持ってこなかったのに...
 本当にこちらの天気はよくわからない.
 しかし,傘売り場はなかった.
 結局,すぐに晴れたのでほとんど濡れずに済んだのであるが...
 この公園は春のオランダと言えば,是非訪れたいスポットである.
 球根植物中心の公園としては世界最大規模であり,何と1年にわずか2ヶ月だけ公開されるという贅沢な花の催しなのである.
 
 公園は予想以上に広く,至る所まで手入れが行き届いており素晴らしかった.
 また,池では多くの白鳥やカモも泳いでいた.
 カフェもたくさんあるので,散策に疲れたら休憩することもできる.
 
 
    色とりどりのチューリップが咲き乱れ,本当に素晴らしい!
 
 私達はおやつにポーフェルチェを食べた.
 これは,たこ焼きのような形をしたパンケーキでパウダーシュガーをかけて食べるオランダに古くから伝わるおやつだそうだ.
 ここではフルーツのトッピングができ,私は生いちご,夫はパイナップルを選んだ.
 ポーフェルチェを焼く道具はたこ焼きを焼く道具と同じなのである.
 パンケーキと同じ味であるが,おいしい!あっという間に食べてしまった.
 その他,オランダ名物マヨネーズフライドポテトも食べた.
 
 予想以上に素晴らしいところでここで多くの時間を費やしてしまったので,
 その後のデルフト行きを中止してしまった.
 
 
 ●<アムステルダム中央駅へ>
 
 13時50分過ぎのバスでライデン駅へ向かった.
 疲れたので駅のカフェで休憩.セルフサービスになっており,軽食やおやつを食べることが出来る.
 トマトスープが美味しかった.
 夫は間違えてノンアルコールビールを買ってしまった.
 結局,それを私が飲むことに.ちょっと甘めであるが美味しい.
 見た目はビールと全く同じである.
 インターシティに乗り,アムステルダム中央駅に戻る.
 
 
 ●<カナルクルーズ>
 
 アムステルダムの運河沿いを散策していると,多くのカナルクルーズの船を見る.
 天井もガラス張りで格好いい.
 どうしても,船に乗ってみたくて乗ることにした.
 結果的に言えば,どうってことは無かったのであるが...
 ガイドブックには日本語の案内のテープがあるのが,Holland InternationalとLoversの二社と書いてあったので,中央駅前に乗り場が近いHolland
      International社のクルーズに参加した.
 1時間で8ユーロ.
 とにかくすごい盛況で,すぐに船が満員になる.
 満員になったら出発して,次の船が来る,といった感じである.
 とにかくアムステルダムは風が強い.
 悲しいことに,乗り場で5ユーロ札が飛んでいってしまった.
 まあ,少額で良かったのであるが...
 
 乗員が満員になり,いよいよ出発.
 残念ながら,日本人は私達だけだったので,日本語のテープは流してもらえなかった.
 オランダ語,ドイツ語,スペイン語,英語など複数の言語が流れていて訳がわからなかった.
 初めに駅の裏に出たらそこは海であった.
 これが一番このクルーズで驚いたことである.
 その後,マヘレのハネ橋など市内を回るのであるが,あまり感動することはなく,眠くなってきてしまった.
 ただ,アンネの家の入り口はものすごい行列が出来ていて,これを見て私達はあそこに行くのを諦めたのであった.
 
 
 ●<ホテルへ>
 
 さすがにこれだけ遊んだら疲れてしまった.
 どうしてもヨーロッパ旅行をすると,見るべきものがたくさんあって,動き回りすぎてしまう.
 なかなか,オーストラリアやアメリカなどのようなまったり旅行ができない...
 夕食のレストランを探す気力もなかったので,サンドイッチやピザを買ってホテルで食べることに.
 駅前からダム広場の間にはいろいろなお店があるので,ここで調達し,トラムに乗ってホテルに戻った.
 サービスの赤ワインもおいしく,部屋でゆっくりとくつろぐことができた.
 なんと夫は19時過ぎから寝てしまった.
 
 
 
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