ともさんご夫婦のラスベガス・ホノルル旅行記 2003.12
準備編 ラスベガス編(1) ラスベガス編(2) ホノルル編


II.ラスベガス編(その2)

 

カジノ

 カジノではどういう展開が待っているか分からないので予定も変更になることが多いが、
今回は、スロットマシーンでは好きな「ホイールオブフォーチュン(WOF)」、「モンテカルロ」に
加えて、最近知った「ピンボール」というマシーンを新たにやってみたいと考えていた。
どれもボーナスゲームに入るとドカンと増えるけど、それがないとさっぱりで面白くない
怖いスロットだ。

 また、テーブルゲームでは、「ブラックジャック」、「レットイットライド」に加えて、
「クラップス」にチャレンジしたいと思っていたが、あの立ち入りがたい雰囲気から
今回もやらないだろうなと考えていた。

 

〔初日〕

 新しい海賊船ショーを観るためにTIに移動。
17:00頃からスタート。ショーまでの時間をまずはスロットに挑戦。
WOF1ドル台では小当たりはあったが結局100ドルが消える。
その後、ぶらぶらしていたら早速、今回の課題スロットマシーンの「ピンボール」に遭遇。
1ドル台でマックスベット3ドル。
これかと思い100ドル投入するが、一度もボーナスゲームに入らずに終了。
うまくいかないなと思うが、隣の台で再挑戦。
すると、小当たりが続き、そしてボーナスゲームのピンボールも出だした。
「ピンボール」がくると、ボーナスゲームに入り、上の盤のピンボール盤で
玉を5回はじく。
5〜1000のポケットに入るが、平均して、5回で100ドルくらいになる。
最高250もあった。
WOFではSPINがきても20、30が多いが、これはほとんど100ドル以上がくるので
結構大きい。
最高、930ドルまでいくが、結局、800ドルでキャッシュアウト。
初っ端にプラスとなるのは本当に久しぶり。
しかし、メガバックスその他で浪費してしまい、+300ドルくらいでTIを後にする。
前回もTIは結構いい反応があった。
旧ミラージュ系ホテルのカジノとは相性がよくないがTIだけはいつもいいような気がする。

 

 フラミンゴに移動。前回の最終日にWOF5ドル台で1150ドルが出た相性のいいホテルだ。
前回とは配置が変更になっているが、WOF5ドル台が2台健在。
早速、運試しと片方の台に20ドル札を入れるが受け付けない。
そこで、もう一方に60ドルを投入。
5ドル台だが、マックスベットは2ベットなので実質10ドル台、6回しか回せない。
祈るような気持ちで始めると数回後に「SPIN」、やったと思い、SPINを回すが・・・200ドル。
うーん。5ドル台では500ドル以上がくることが多いが・・・仕方ない。
ダメかなあと思い、続けていると、また、「SPIN」。
今度こそと回すと・・・・きた!1150ドル。
わお、やった!実は前回も2台のうちの片方の台に札を入れたところ受け付けなかったので、
もう一方の台に移ってのヒットだった。これはツキを感じる。

 これでかなりのプラスとなり、最高の気分。
第1回目以来の1000ドルを超すプラス状態になった。
しかし、その後は、いくつかのスロットマシーンに挑戦するが反応なし。

 

 その後、モンテカルロに移動し、今回課題のスロットマシン「モンテカルロ」の5ドル台と
1ドル台にトライするが、全く反応なし。かなりの浪費をしてしまった。
モンテカルロ(ホテル)は初めてラスベガスに来た昨年末に、カジノデビュー30分でWOF1ドル台で
SPINが来て1000ドルが(妻に)出た幸運なホテル。
ただ、その後は全く当たりがなくなり、出入りを避けるようになった(その他、我々がスロットマシーンの
プレイを避けるのはニューヨークニューヨークとパリス)。
今回は同じ年末なのでもしかしてとの思いからプレイしたが・・・やっぱり止めておけばよかった。

 

 ルクソールに戻り、WOF、モンテカルロを試すが、これまた全く反応なし、
レットイットライドも最高ツーペア止まりで自然と無くなり、かなりの無駄遣い。

 深夜、出会った日本人ハイローラー氏に、テーブルゲームエリア中央のハイローラー用の部屋に
案内してもらう。
休憩スペース、レストルームなどがありサンドイッチなどの軽食が通常は置いてあるとの事。
ハイローラー氏は毎月来ているとのことでテーブルではミニバカラしかプレイしないとのことだった。
中国人カジノホストを紹介すると言われたが、仮に次回が実現してもルクソールに泊まることは
多分ないと思ったのでお断りした。

 

 妻の初日の戦績は、TIのヒットすると上の3匹の猿の人形が回るスロットマシーン25セント台で
+200ドル、その他のスロットマシーンでトントンと上々のスタートとなった。

 

 夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 

 私の戦績 +900ドル

 妻の戦績 +200ドル

 

 

〔2日目〕

 朝10:00起床。妻の準備が出来る前に一人でルクソールのカジノを歩いているとクラップス台に。
白人5〜6人、東洋系1人がミニマム10ドルのテーブルでプレイしていた。
白人だけじゃなくて、東洋系もやっているんだと勇気づけられ、しばらく見学した後、
思い切ってデビューしてみることに。

 100ドルバイインして、始めは、パスラインに10ドル、ポイントが立った後に、オッズ賭け20ドル。
だんだん慣れてくると、他の人を真似て6、8にプレイスベットしてみる。
小当たりもあり、シューターも経験していると1時間がたち、妻が降りてくる。
もうしばらくプレイして100ドルがなくなったところで止めるが、結構ルールも分かり、楽しめた。

 

 マンダレイベイに移動して、レットイットライド。
ここは2回目の旅行時に初めてフルハウスを出したカジノ。
しかし、ツーペアどまりでほとんど当たりはなくあっという間に300ドル費やして終了。

 そろそろドルもなくなってきたので両替しようと、マンダレイベイでレートを訊いてみると114.5円くらい。
為替レートが107.5円程度のはずなのでかなり高い。
やはりレートのいいベラージオかと面倒くさいが移動する。

 

 ベラージオのレートは108.5円。2000ドルを購入。
ベラージオにスロットマシーンの「ピンボール」5ドル台があったので、勝負と思い、
3〜4台に400ドル近くをつぎ込むが全くヒットなく終了。
残念ながら今回夢見ていた「ピンボール」5ドル台での大勝とはならなかった。
「ピンボール」はどうやら旧ミラージュ系ホテルに置いてあるマシーンのようだ。

帰路につくと雨。かなり大粒だったので仕方なくタクシー乗場で40分近く待つことになった。


ルクソールに戻ってWOF5ドル台その他に挑戦するが、反応なくかなりの無駄遣いをしてしまった。
この頃から、今回はなんかダメだなあという感じがしてくる。

 

 気分転換でエクスカリバーに移動し、クラップスで遊ぶことにする。
エクスカリバーはルクソールよりも安くミニマム5ドルのテーブルが中心。
このクラップスではかなり楽しめた。
ユル・ブリンナー似の中年男性が延々と投げ続けて、いつの間にか、プレイスベットも
4,5,6,8,9,10全てに賭けている状態になり、チップが増えていく。
隣の人と大リーガーのようなグーのタッチをしたり、「キーポンゴーイン」、「カモン、シューター」と叫んだり、
シューターが投げ続けると「ハードエイト、自分とシューターに10ドルずつ」といって賭ける人がいたりと
場も盛り上がり、本当に興奮してしまった。

何が楽しいかというと、自分がつかないこういう状態の時に、他人のツキに便乗できることだ。
15回近く投げる好運なシューターがいるとプレイヤー全員がホクホクになる。
逆につかない流れになると、ポイントが立って、一式(オッズ、6、8とか)賭けた後にすぐセブンアウトと
いうのが3回続くなんてこともある。すると一気に人がいなくなる。

因みに、プレイしているのは白人ばかりとのイメージがあったが、実際は、東洋系、黒人など
様々な人達がプレイしていて、慣れてくると参加しにくい雰囲気など全くない。

最後は原点に戻ったが、3時間近く遊べた。

 

 この日の妻は、これまでの25セントスロット中心から5セントで複数ラインにベットするスロットへと
プレイの中心を変えたようだ。
こちらのほうが小さくても当たりの回数が断然多くストレスが溜まらないとのこと。
中でも「ユニコーン」が現れる5セントスロットがお気に入りで、一度、7400クレジット、
370ドルなどの当たりも出したが最終的にはマイナスとなった。

 

 夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 

 私の戦績 −1800ドル(トータル−900ドル)

 妻の戦績 − 100ドル(トータル+100ドル)

 

 

〔3日目〕

 ヨセミテから帰ってきて夜の10:00前からのプレイとなったが、再びエクスカリバーで
クラップスを4時間近く楽しんだ。
100ドルバイインして始め、最高350ドル近くまでいくが、最後は原点に戻る。
しかし、100ドルで4時間も興奮できるので本当に楽しい。
この楽しさを早く知っていたら、これまでのラスベガス旅行もどれだけ楽しかったことか!

 夜中にエクスカリバーのモンテカルロ1ドル台、MGMの5ドル台などでまたまた
無駄遣いをしてしまった。

 

 夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 

 私の戦績 −500ドル(トータル−1400ドル)

 妻の戦績 −100ドル(トータル±0)

 

 

〔最終日〕

 最終日は毎度、徹夜の日。

 まず、MGM5ドル台に最後の挑戦にいく。SPINが2度出るが両方とも125ドル。
うーん、今回はダメだ。もうこのまま終わりだろうと少し力が抜ける。
フラミンゴの5ドル台に再挑戦するが・・・こちらも不発でいよいよ終了。
後はテーブルゲームで楽しむことにする。
フラミンゴでのレットイットライドもツーペアどまり。
今回は、結局、一度もスリーカード以上が出なかった。

 ニューヨークニューヨークでブラックジャック。初めてのシングルデック。
200ドル負ける。
その後、クラップスで+300ドルとなり少し生き返る。
連続して投げてくれた東洋系の若い女性に感謝。

 

 エクスカリバーに戻り最後のプレイ。
ドリンクは、いつもはビールだけだが、最後なので隣の人の真似をしてバーボンの
オンザロックを飲みだしたところ、かなり酔いがまわってくる。
2時間ほどクラップスを楽しむ。

 最後の最後は、妻と一緒にブラックジャック。
自分のカードが配られる際に「カモン、ファイブ」とか、ディーラーのカードに対して「テン、テン」などと
わめいていると周りもノッてきてすごく楽しい場になる。
ぶすっとしていたディーラーも一緒にノッてくれて楽しい。
こういう楽しいゲームがしたいなあと最後の最後に思う。
次回があれば楽しいブラックジャックとクラップスを中心にプレイしたい。

 

 私の戦績 −800ドル(最終結果−2200ドル)

 妻の戦績 −100ドル(最終結果− 100ドル)

 

 大きく負け越したが、大半はスロットマシーン5ドル台/1ドル台で夢を見た結果なので
仕方がない。
数回回して出なければ深追いしないできっぱりと諦めていればもう少しマシだったろうが
負けるときはこんな感じだろう。
大井競馬場なら1日5,000円で楽しめるのにラスベガスだとこんなに金額が大きくなってしまう。

 

 ONEカード(マンダレイグループ)で27ドルのキャッシュバックを受けた。
しかし、事前にポイントをチェックしてもらった際には、確かコンプダラー(グループ内の宿泊費、
食事代などに使える)だとキャッシュバックの3倍くらいの金額だったので、これは失敗だった。
最終日の夕方にカードを失くしてしまい再発行してもらった際、溜まっているポイントの
キャッシュバックの金額を言われて、どうせ今日精算するのだから今貰ってしまおうと
早とちりしてしまった。

 その他、MGM−ミラージュカードで32ドルのキャッシュバックを受けた。

 

 4:15に終了。チェックアウトを済ませ5:00前にホテルを後にする。
空港に向かうタクシーの運転手に「いい匂いがするね、バーボン飲んだかい?」と訊かれる。