小樽旅行記2005.6


準備編・1日目2日目3日目&マイレージ


◆2日目:6月11日(土)◆                            

<水中展望船でウニを見る>

 7時30分に起きて,8時頃に朝食を食べるために「
テラスブラッセリー」に行く.
札幌で開催されている「よさこい祭り」の影響で宿泊者も多いこともあり,大混雑していた.
今まで利用した中で一番混雑していたかもしれない.
料理の種類は特に以前と変わっていなかった.

 そして9時にホテルを出発.
今日の予定は午前中までしか決めていない.
最初に美国港で水中展望船に乗って
ウニを見た後に,ウニを食べる(ちょっと残酷かも...)というシンプルな計画であった.

 10時頃に積丹半島にある
美国港に到着.
私達のお目当ての水中展望船「
ニューしゃこたん号」は10時20分に出航というので乗船券
を購入.
一人1,300円.
所要時間は40分で美国港〜黄金岬〜ゴメ島〜宝島といったところを回るそうだ.
それほど大きくない船であるが,
船底にはガラスの展望室が設けられているので,海中の様子を楽しむ事ができる.
出航前からメバル?の群れやウニを見ることができ,「すごーい!」とはしゃいでしまった.
いよいよ船が出発してしばらくすると「ここから海底が見えるようになるので展望室の方へどうぞ」という案内がある.
展望室の方へ行くと,
ウニが海底でゴロゴロしているのが見ることができる.
ウニのこういった生態を見ることは初めてであったので,感激した.
鮑も時々いるそうであるが,情けない事にお刺身の状態でしか知らないので良く分からなかった.
その他,メバルや小女子などが泳いでいた.
海中の眺めを楽しんだ後は,岬や島やシャコタンブルーの海の眺めを楽しんだ.
今日は曇りであったが,岬周辺の海の色はけっこう美しかった.
最後は
カモメの餌やりタイム
食パンをちぎって投げてカモメを寄せるのであるが,今日はご機嫌が良くなかったのかなかなか寄ってこなかった.
盛りだくさんの内容であっという間に美国港に到着.
予想以上に楽しく,満足できた.


<ウニちらしの昼食>

 ウニを見た後は食べる事にする(笑).
美国港近くに「
ふじ鮨本店」(積丹町大字美国字船潤120-6)があるので,ちょっとお昼には早いが11時頃に行く.
本店は一度行ってみたかったので楽しみであった.
普段であれば日本酒にお刺身&お寿司を注文しそうであるが,車なので二人共おとなしく「
生うにちらし」2,980円を注文し,お茶と一緒に楽しむ.
これは期間限定のものらしいが,ウニがびっしりと載っており見た目にも感動.
食べると良い意味での濃厚な味が口に広がる.
1年分のウニを食べたという感じでとても満足した.
この時期に積丹まで足をのばしてよかったとつくづく思った.

  
  
これだけ生ウニがびっしりのっているのには驚いた.やはりこの季節に来て良かった!


<神威岬をお散歩>

 レンタカーを利用しての行動はここまでしか計画を立てていなかったので,これからどうするか考える.
昨年のこの時期に行った神威岬の眺めがとても美しかったので,今日は曇りであるがもう一度行こうという話になった.
 12時過ぎに
神威岬の駐車場に到着.
ここから岬の端に向かって歩いていくが今回は風も弱く歩きやすかった.
ちょうどエゾカンゾウが所々に咲いており,目を楽しませてくれる.
高所恐怖症の夫は相変わらず怖がっていたが,最初に神威岬に行こうと言い出したのは夫なのである.
お昼時ということもあるのか,すれ違う人も数組で岬の突端にも誰も人がいない状況であった.
前回のように水平線がくっきりと美しく見える状況ではなかったものの,やはり自然の素晴らしさに感動する.
この景色は何度見てもすがすがしい気分になれる.


<余市周辺をフラフラ>

 積丹半島を満喫したので小樽に向かう.
途中で今日がJAL特典航空券の復路の予約開始日だった事を思い出した.
朝は覚えていたが,ウニに感動してすっかり忘れてしまっていた(笑).
二人共携帯電話を持っていないので(今時にしては珍しいとよく言われる)「
ニッカウヰスキー余市工場」に立ち寄り,ここから電話をする事にする.
無事,第一希望の予約をする事ができた.

 せっかくなので1月に見たばかりであるが工場内をフラフラする.
今回は試飲ができないので,原酒12年(Fruity & Rich)の150ml 2,500円を購入.
これらの原酒は以前,角瓶であったが,丸瓶に変わっていた.
また売店でずっと探していた夫念願のテイスティンググラスを2個購入.
1個1,890円.

 まだ時間に余裕があったので,2004年4月にリニューアルオープンしたという国指定史跡の「
フゴッペ洞窟」(余市町栄町87)に行ってみることにした.
入場料200円.
1950年に偶然少年により発見され,発掘の結果,続縄文時代(約1,500年前)の土器などが出てきたそうだ.
また内部の壁には仮装した人物、動物等200以上の続縄文時代の刻画が描かれており,これらを見学する事ができる.
考古学には疎いが(昔は一瞬,考古学者に憧れた事もあったが),古の時代に海に近いこの土地で人々が生活していた様子を想像するのは面白い.
人もほとんどいないので,のんびりと見学でき,二人ともけっこう気に入ってしまった.
小樽周辺にはこのような名所がまだまだ色々ありそうである.


<小樽をフラフラ>

 15時過ぎに小樽市内に到着.
やはり週末の市内は道が混雑している.
最初に「
田中酒造」に行き,念願のみりん500ml 1,300円を購入.
最近,ちょっとまともに料理をするようになったので,高価であるが試しに購入しようということになった.
アルコール度が12.5%もあり,飲んでも美味しい.
アイスクリームにかけて食べても美味しいとの事.
お料理に利用する時は普通のみりんの半量でよいと教えてもらった.
自宅での楽しみがまた増えた.

 次に「
キャビンかま栄」(小樽市堺町3-6)へ.
ここは小樽かまぼこの老舗の物産館兼工場である.
美味しそうなかまぼこ製品を作っている様子をガラス越しに見ることができる.
そして売店でお目当ての「
パンロール」を購入.
先日,テレビで偶然にこのパンロールを知ってどうしても食べてみたかったのである(何と単純...).
これは食パンに豚挽き肉,玉ねぎの入ったすり身をのせて,巻いた後,蒸して揚げたものである.
熱々のパンロールは素朴な味で予想以上に美味しかった(千歳空港にも売っていた).

 そしてレンタカーを返却し,徒歩で小樽の街を散策する.
やはりこの方がのんびりできて好きである.
恒例のお菓子屋巡りをするが,今回,パンロールと同様に楽しみにしていたルタオの「ドゥーブルフロマージュ」は既に売り切れであった.
部屋で食べようと思っていたのにちょっと残念.

 北一硝子前からバスに乗って,ポスフール経由でホテルに17時過ぎに戻る.
部屋のテレビをつけると丁度札幌で開催されている「YOSAKOIソーラン祭り」の中継があった.
驚いた事に北海道の民放3社で半日にわたって放送されており,こちらでは大変なイベントのようである.
最初は何気なくテレビをみていた私もけっこうはまって真剣に見てしまった.


<マリーナレストランでのディナー>

 今晩のディナーは
マリーナバー&レストランである.
源氏と同様に冬季はお客さんも多くないのであるが,暖かくなってくると客数も増えてきてこの日は満席であった(上記のソーラン祭りの影響もあるらしい).

 8,800円のナチュラルヒルトンコースを注文した.
内容は以下の通り(最初にアミューズとしてメロンゼリーのようなものの上にトマトスープがのった料理が出された←料理に疎いのでうまく説明できない).
 ・礼文産生雲丹と新ジャガ芋のシャーベット 枝豆のタルタル添え、チャイブの香り
 ・根室産活鱈場蟹と完熟フルーツトマトのパニーニ仕立て バルサミコ、胡瓜ソースと
 マンゴーサルサ添え
 ・初夏の新鮮野菜のコンポーザン、ピーマンのクスクス ピスタチオオイル風味のハーブソースで
 ・詰め物をした鱸のロティ、帆立のブイヨン・カプチーノ ケッパー、柑橘でカラメリゼした蕪とエンダイブ  のコンフィ添え
 ・仁木産ストロベリーのグラニテ キルシュ風味
 ・十勝牛のデュオ、フィレ肉とショートリブのクルスティヤン 栗山産減農アスパラガスのパルメザン風味 グラセ添え
 ・ヨーグルト風味の“クレームダンジュ”、赤ワイン風味のサワーチェリーコンポート 新緑のセロリシャー ベット添え
 ・コーヒーまたは紅茶

 今回も前回と同様に素晴らしいお料理だった.
地元の食材を多用しているのが旅行客の私達にとってはとても嬉しい事である.
お料理が美味しかったので,オーストラリアの白&赤ボトルワイン(1本4,400円)を調子良く飲んでしまった.

 食後は
マリーナバーへ移動.
こちらもとても混雑していた.
夫はカクテル2杯,私はヒルトンケアンズのカクテルを飲む.
部屋に戻ってそのまま寝る.


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