八幡神社縁起と岩村城創築者加藤景廉公

八幡神社は岩村城内にあり、岩村城創築と同時に誉田別命を祭神として城内鎮守の神社とした。岩村藩神社調に承久年中鎮座とあり、岩村城創築の祖、加藤景廉公が承久3年(1221)に没したので、配神として景廉公を祀り座像を安置したと伝える。
城主はかわっても歴代城主及び家中の崇敬は篤かった。社殿の修理等を記録した棟札は永正5年(1508)遠山頼景の代のものからあり、岐阜県重要文化財に指定されている。
武並神社に祀ってある景廉の長男・遠山景朝が、神輿に乗って八幡神社の父景廉に会いに行く、それに大勢の町民が供奉するという「岩村町秋祭行事」は、岐阜県重要無形文化財に指定されており、寛永8年(1631)松平乗寿が創始した。明治6年(1873)岩村城の廃城にともない現在地に遷宮され今日に至る。
(八幡神社境内の説明板より)

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