池田富士(岐阜県多治見市 370m)

下街道のウォ-キングの際に読んだ参考資料に、「内津峠を下り、多治見市へ入ると右側に池田富士が見える」とあったので、さっそく登ってみた。
併せて林道もじっくり味わいたいと思い、池田真徳稲荷神社駐車場に車を置いて、まず林道月見線を西進。一旦、市道へ出た後林道富士線を歩き、池田富士に到着した。山頂は樹木に囲まれ展望を望むことはできない。
帰りは少し北側のコースを歩いたが、こちらの市道の方が風情があり、快適なハイキングコースであった。


コース:駐車場→30分→@の地点→25分→Aの地点(土工碑)→5分→Bの地点→6分→Cの
     地点→8分→Dの地点→6分→Eの地点→8分→Fの地点(鳥居)→11分→Gの地点
     (池田富士山頂)→9分→Fの地点(鳥居)→9分→Eの地点→6分→Dの地点→17分
     →Aの地点(土工碑)→22分→Hの地点(首切り地蔵)→5分→Iの地点(地蔵堂)→
     16分(トンネル跡立ち寄り)→駐車場
日付:平成20年10月2日(木)
天候:晴れ
所要時間:全行程3時間3分
歩行距離:10.5km


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 神社の駐車場【北緯35度19分34秒 東経137度06分27秒 標高129m】。ここには、池田真
     徳稲荷のほか池田不動明王が祀られている。
     また、紀元2600年を記念して建設された仏塔、どれほど深いゆかりがあるのか判らない
     が境内には池田入齋信輝および池田城主七代の供養塔などがある。
     稲荷神社正面のレンガの階段を下りて鳥居をくぐり、沈下橋から山腹を見上げると廃トン
     ネルが見える。明治33年に開通した中央線の痕跡だ。その後、中央線の整備が進み、昭
     和41年には、路線が少し山側へ移動し、廃止になったトンネルである。
     多治見〜高蔵寺間の土岐川沿いには現在13の古いトンネル残っているとか。
   @の地点【北緯35度19分20秒 東経137度05分53秒 標高215m】。三角点は確認できず。
      A土工碑【北緯35度19分22秒 東経137度05分23秒 標高205m】。私の国語力では理解でき
     ない碑文ではあるが、この道路開通を記念したものらしい。明治時代と大正時代のものが
     二基建っている。
      Bの地点【北緯35度19分15秒 東経137度05分19秒 標高178m】。この地点で市道に出る。廃
     棄物や土砂を積んだトラックの往来がはげしい。
   Cの地点【北緯35度19分12秒 東経137度05分09秒 標高192m】。この地点で少し狭い道へと
     右折する。
   Dの地点【北緯35度19分23秒 東経137度04分57秒 標高226m】。「林道富士線」の標識が立
     っているので、ここを右へ入る。
   Eの地点【北緯35度19分31秒 東経137度05分04秒 標高267m】。ここまでは車を乗り入れる
     ことができる。右の舗装道路を登ると配水場に突き当たる。左へは通行止めの鎖があり、
     その先は草で覆われた小道が続いている。広さは車がなんとか通行できるくらいの幅があ
     りこの道を進む。
   F富士神社の鳥居【北緯35度19分34秒 東経137度04分54秒 標高282m】。鳥居の脇には下
     街道上の廿原との分岐点にあった小さな道標が移設されていた。
     ここからは、山頂までの距離は短いが本格的な山道だ。
   G池田富士山頂【北緯35度19分35秒 東経137度04分44秒 標高370m】。富士神社の小さな
     祠と、顔が欠損している役行者が祀ってある。
     山頂は小さな広場になっており、そこが山頂であることははっきり認識できるが、周りは樹
     木に囲まれ展望を望むことはできない。
   H首切り地蔵【北緯35度19分39秒 東経137度06分05秒 標高121m】。首のない小さな地蔵
     が3体、ほかに風化してしまった石仏?や五輪塔が樹木の陰に一列に並んでいる。
     Aの地点を通過してしばらくすると、きれいな谷川のせせらぎが道連れとなり、とても気持
     ちよく歩くことができた。
   I地蔵堂【北緯35度19分44秒 東経137度06分16秒 標高105m】。まだ建て替えて間もない
     と思われる地蔵堂と、エノキの巨木がある。

   【参考資料:下街道を歩く(春日井市文化財友の会)、池田みちくさMAP(多治見スローライフ
           ジャパン)】

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