松平観光自然歩道<辰の径その1>(愛知県豊田市)

「松平観光自然歩道」として、5コースが昭和60年に設定され(豊田市観光協会により?)、「辰の径」はその1つである。
わかりにくい地図だと思いながら、豊田市観光協会のホームページから、コース地図をダウンロードして、出掛けてみた。
現地へ行ってみると、主な分かれ道には、道標(一部は朽ちていたが)はあったが、どの標識も、果たしてその分かれ道を右へ行くのか、左へ行くのか判断できないような設置の仕方であった。また、自然歩道の全体図を表示した掲示板をいくつか見かけたが、その大半は色あせて読めなくなっており、自然歩道の設定はしたものの、それ以来、整備されず20年間放置された様子が伺われる。
石の道標もいくつかあったが、コースの方向表示には同様に一工夫ほしいものだ。
このように振り向かれることが少くなってしまったコースを手探りで、オリエンテーリングよろしく歩いてみたところ、これが予想に反して大変面白かった。コース案内は不十分でも、山道と里山、名所旧跡がほどよく結ばれていて、今回は一部で「辰の径」からはずれたものの、春の1日を大いに楽しむことができた。
なお、後日確認できた本来の「辰の径」コースを紫線で、参考までに追記した。


コース:駐車場→18分→@の地点→4分→Aの地点→4分→Bの地点→18分→Cの地点→
     17分→Dの地点→7分→Eの地点→10分→Fの地点→5分→Gの地点→21分(この
     区間は「辰の径」ではない)→Hの地点→7分→Iの地点→5分→Kの地点→2分→J
     の地点→3分→Kの地点→15分(この区間は「辰の径」ではない)→Lの地点→23分→
     Eの地点→21分→Cの地点→39分→駐車場
日付:平成18年4月28日(金)
天候:晴れ
所要時間:全行程4時間30分
歩行距離:12.5km


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度03分45秒 東経137度14分21秒】。 この歌石の駐車場は上下2段あ
     り、かなり広い。トイレもある。場所は丁度梟ヶ城址から下りてきた位置にある。
   @の地点【北緯35度03分41秒 東経137度14分37秒】。この地点で北側の舗装道路との出
     入り可能。ただし、道路側には何の案内表示もない。
   Aの地点【北緯35度03分36秒 東経137度14分41秒】。コースは田んぼの脇にあり、しかも
     草に覆われているので、Bの地点の方向からは、かなりわかりにくい。
   Bの地点【北緯35度03分36秒 東経137度14分43秒】。目印はカーブミラーで、案内表示は
     ない。
   Cの地点【北緯35度03分26秒 東経137度14分45秒】。県道沿いに石の道標あり。
   Dの地点【北緯35度03分02秒 東経137度14分45秒】。ログハウス風の大きな民家あり。
   E戸井田橋【北緯35度02分51秒 東経137度14分43秒】
   Fの地点【北緯35度02分37秒 東経137度14分55秒】。ここでは、階段を利用する。
   Gの地点【北緯35度02分25秒 東経137度14分51秒】。この地点からHの地点に至るコース
     は自然歩道に含まれないが、車のほとんど通らない舗装道路で、田んぼのカエルの声を聞
     きながらのウォーキングは快適そのもの。
   Hの地点【北緯35度02分25秒 東経137度14分04秒】。石の道標あり。
   I岩津発電所【北緯35度02分18秒 東経137度14分15秒】。中電所有の現存する最古で、最
     小の水力発電所。
   J二畳ヶ滝【北緯35度02分04秒 東経137度14分26秒】。横幅が7mあり、広いのが特徴。発
     電所ができたため、水量が減少したとか。滝への降り口には、車3台程度の駐車スペース
     あり。
   Kの地点【北緯35度02分10秒 東経137度14分26秒】。道標により階段を上るよう案内あり。
     今回歩いたKの地点〜Lの地点の区間は「寅の径」コースで、本来の「辰の径」はもう少し
     南に紫線で示したが、人の足跡は薄く、わかりにくい部分がある。西からの入口には石の道
     標があるのでわかるが、東の入口は小学校の職員用?駐車場の向かい側に木製の階段を
     下りて、数十メート進んだ地点の別れ道を左に進むとすぐ木製の道標を確認できたら正しい
     コースを歩いていることになる。
   L石御堂【北緯35度02分10秒 東経137度14分46秒】。観音堂あり。1836年に三河最大の
     農村騒擾「加茂一揆」が行動を起こした地である旨の説明板あり。
     ここからKの地点方向へ進むには、石御堂から北へ30m地点の通学路のポールの位置か
     ら下りる。
   Mの地点【北緯35度02分15秒 東経137度14分48秒】。弘法堂および道標あり。ここでは、G
     の地点方向へ向かう道が2本あるが、坂を下りずに上の道路を進む。

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