三峰山・尾崎権現山(岐阜県岐阜市・各務原市 232m、208m)

偶然、またまた権現山を見つけたので登ってみることにした。他の権現山と区別するため、付近の地名をとって尾崎権現山と言われているようだ。山頂までの遊歩道にはロープが張ってあり、コースはわかりやすいが、歩く人は少ないらしく、荒れたコースを蜘蛛の巣を払いながら登った。山頂は樹木に囲まれ展望がきかず、あまり面白味のある山とは言えない。
引き続いて、すぐ近くの三峰山に登った。コースには所々クチナシが植えてあり甘い香りが漂っていた。
この山はその名の通り3つ峰があり、地図のDの地点の峰には東屋があり、周りのすばらしい眺望をゆっくり楽しむことができる。南の方角には、先ほど登った尾崎権現山、北東方向には以前登った各務原権現山や岐阜権現山が見え、権現山オンパレードだ。
もちろん、遠くには伊吹山、白山、御岳などを望むことができる(当日は伊吹山しか見えなかったが)。最高峰のFの地点では、Dの展望台よりさらに広い展望を楽しむことができる。

コース:駐車場→18分→尾崎権現山山頂(@の地点)→14分→南町登山口(Aの地点)→10分
     →三峰山遊歩道中央口(Bの地点)→13分→休憩所(Cの地点)→10分→展望台(Dの
     地点)→3分→Eの地点→5分→三峰山最高峰(Fの地点)→20分→分岐点(Gの地点)
     →30分→東登山口?(Hの地点)→8分→登山口(Iの地点)→7分→子宝地蔵(Jの地
     点)→9分→Kの地点→3分→Lの地点→4分→駐車場
日付:平成16年6月24日(土)
天候:晴れ
所要時間:全行程3時間50分
歩行距離:往復6.5km

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度25分16秒 東経136度49分36秒 標高60m】。尾崎南運動公園の駐
     車場。トイレ、水飲み場あり。Lの地点から狭い道を下ると運動公園の駐車場に出る。
   @尾崎権現山山頂【北緯35度25分11秒 東経136度49分51秒 標高208.1m】。周りは樹木で
     囲まれ、展望はない。
   A南町登山口【北緯35度25分17秒 東経136度49分57秒 標高87m】。南町集会所の駐
     車場の左奥隅に登山口の表示あり。
   B三峰山遊歩道中央口【北緯35度25分30秒 東経136度49分39秒 標高76m】。交番の
     東側のふれあい会館の駐車場に登山口の案内あり。
   C休憩所【北緯35度25分35秒 東経136度49分37秒 標高136m】。展望よし。
   D展望台【北緯35度25分40秒 東経136度49分39秒 標高213m】。東屋があり、各務原の
     市街地と田んぼの広がりが一望できる。
   Eの地点【北緯35度25分43秒 東経136度49分39秒 標高221m】。3つの峰のうち中峰と
     いったところか。「左 日野へ」のコース案内あり。
   F三峰山最高峰【北緯35度25分47秒 東経136度49分45秒 標高245m】。ここからは
     360度の展望が開けている。
   G分岐点【北緯35度25分41秒 東経136度49分53秒 標高131m】。北町1、2丁目への分岐
     点。Iの地点へ通じていると思われるが未確認。
   H東登山口【北緯35度25分37秒 東経136度50分18秒 標高49m】。フェンスで囲った広場
     の奥に登山口があるが、何の表示もないので、本来の「東口」は他にあるのだろう。
   I登山口【北緯35度25分37秒 東経136度49分53秒 標高88m】。駐車場(登山者用とは
     考えにくいが)の脇に、登山口のポールが立っている。
   J子宝地蔵【北緯35度25分38秒 東経136度49分46秒 標高108m】。「乳母ふところの滝」
     の脇に地蔵が祀ってある。ただし、か細い清水はあったが滝は見当たらず。
   Kの地点【北緯35度25分23秒 東経136度49分43秒 標高77m】
   Lの地点【北緯35度25分22秒 東経136度49分34秒 標高64m】。運動公園に通じる、地図
     にない細い道の入口には車止めがあったが、当日は開放されていた(常時開放?)。

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(参考) Jの地点に建っていた石碑には次のような説明があった。

「乳母ふところ」の由来
古くから村に伝わる民話で、戦国時代落城も間近にせまり、殿様は産まれて間もない若様と奥方を落ち延びさせました。
山道を必死で逃げるうちに、若様を懐に抱いていた乳母は奥方とはぐれてしまいました。若様は泣くばかりで、疲れ果てた乳母が途方に暮れた時、乳母の耳にかすかな水音が聞こえた。その音のする方へ近付くと、小さな谷川が流れていました。
乳母は、早速谷水を若様に飲ませるとすぐに泣きやみ、乳母も不思議と乳が出るようになりました。その後、村人に助けられた若様は立派に成人されたとのことです。以来、この谷水を飲むと乳が出るといわれ「乳母ふところ」と呼ばれるようになり、乳が出るようになった人は「子守地蔵」と「北洞町瑞巌寺の地蔵様」に、よだれかけをお供えするようになりました。
毎年6月2日に岐阜市岩田の森家一族が供養を行っています。森家の先祖は織田信長の家臣石田孫左衛門で天正10年6月2日に本能寺の変で討ち死にしており、若様は織田家にゆかりのある人と思われます。
昭和62年6月吉日
瑞巌寺住職
乳母ふところ保存会
   

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