各務原権現山・岐阜権現山(各務原市、岐阜市 317m、316.5m)

東海自然歩道を挟んで対峙している二つの権現山。権現山は各地にいくつもあってまぎらわしいが、ここではその所在地を冠して区別しておこう。
各務原権現山は今回がはじめてだ。地図にその名称もないので、マイナーな山だろうと思っていたが、山頂には多度神社があるので、しっかりした参道が設けられており、しかも山頂からの眺めがすばらしいためか、何組かのハイカーとすれ違った。山頂には新しく、東屋が造られていた。
岐阜権現山は以前登ったことがあるが縦走路があると聞いて、桐谷まで歩いてみた。ビニールひもや案内札があり、踏み跡もしっかりしているので迷うことはないが、草で足元が見えない箇所も少なくなかった。せっかく楽しい縦走コースがあるのだから、桐谷坂まで整備されている「各務原アルプスコース」をこちらの山並みまで、ぜひ伸ばしてほしいものだ。
なお、地図の西側及び北側の枠外に飛び出している紫線は、後日(平成18年6月20日他)、確認できたコースを追加したものである。


赤線のコース(紫線の分は最下欄参照):
     駐車場→15分→@の地点→3分→展望台(Aの地点)→25分→Bの地点→7分→各務
      原権現山(Cの地点)→7分→北山(Dの地点)→27分→Eの地点→22分→岐阜権現
     山(Fの地点)→11分→Gの地点→35分→Hの地点→7分→Iの地点→19分→Eの
     地点→18分→Jの地点→10分→Dの地点→6分→Cの地点→7分→Bの地点→19分
     →Kの地点→8分→Lの地点→7分→Mの地点→30分(南側へ大きく迂回するコース)
     →駐車場
日付:平成18年6月10日(土)
天候:薄曇り
所要時間:全行程5時間30分(紫線のコースを含まない)
歩行距離:13.1km(紫線のコースを含まない)

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度25分52秒 東経136度51分36秒】。「伊吹の滝」の前の道路沿いに設
     置されている駐車場を利用。この駐車場の100m東にも、もっと広い駐車場がある。
     登山口は不動明王の境内左側にある。
   @の地点【北緯35度26分03秒 東経136度51分37秒 標高200m】。尾根へ出る少し前から
     展望が開けている。
   A展望台【北緯35度26分04秒 東経136度51分45秒 標高204m】。新しい東屋があり、南
     側が大きく開けている。
   B合流地点【北緯35度26分11秒 東経136度52分20秒 標高251m】。山頂神社への、少し
     広めの参道と合流。
   C各務原権現山【北緯35度26分17秒 東経136度52分19秒 標高317m】。Bの地点から
     まっすぐに伸びた階段を登ってやっと山頂下の鳥居にたどり着いた。山頂には東屋あり。
   D北山【北緯35度26分22秒 東経137度52分08秒 標高308m】。山頂は整備されておらず、
     この付近でも山火事の痕跡が残っている。
     ここからEの地点へ真っ直ぐ下りたが、勾配がきつく危険を感じるほどだ。帰りは西側の
     巻き道を登った。
   E老洞峠【北緯35度26分30秒 東経136度52分10秒 標高175m】。今回予定していたコー
     スは丁度この峠を通過しており、ここで東海自然歩道と交差する。
   F岐阜権現山【北緯35度26分40秒 東経136度52分06秒 標高316.5m】。各務原権現山よ
     り簡単に登ることができる。
     狭い山頂にはアンテナが建っているのみで、何の施設もない。南側は今下ってきた北山
     に阻まれて、その向こうの遠景は望めないが、北側や西方向の展望はよい。
     山火事の後遺症はまだ癒えていないが、松の新芽がすくすく伸びていて、あと10年もす
     ればだいぶ回復することだろう。
   Gの地点【北緯35度26分44秒 東経136度52分16秒 標高244m】。道成りに進んだところ、
     岩場へ出てしまって行き止まりになった。引き返えしながら注意していると、少し低い所に
     東へ進む道を発見した。
   H登山口【北緯35度26分33秒 東経136度53分07秒 標高122m】。今は廃道となっている
     舗装道路へ出た。有刺鉄線の支柱だったと思われるポールが何本もあり、そこに「登山
     口」の小さな表示があった。
   Iの地点【北緯35度26分25秒 東経136度52分54秒】。東海自然歩道の案内標識あり。
   Jの地点【北緯35度26分23秒 東経136度52分00秒 標高257m】。Eの地点から50mほど
     登った地点で分かれ道を右へ進み巻き道を登り、尾根へ出る。
   Kの地点【北緯35度26分03秒 東経136度52分41秒 標高130m】。Bの地点からずっと擬
     木の階段が続いていて、この分かれ道でとりあえず右へ進んだ。左へ進むコースは紫線
     の通り。
   L登山口【北緯35度25分59秒 東経136度52分42秒】。「友愛キリスト教会」の前に登山口
     の表示あり。教会の西側には登山者用駐車場がある(3台程度)。
   Mの地点【北緯35度25分56秒 東経136度52分26秒】。ここで、うっかり南へ進み遠回りを
     してしまった。右折して「林道につき17時以降通行止」のゲートくぐる西行きのコースは紫
     線の通り。

追加コースの各地点の説明(紫線の分)
   @の地点【北緯35度26分43秒 東経136度52分03秒 標高295m】。尾根の縦走路との合流
     地点。

   A
の地点【北緯35度26分45秒 東経136度51分57秒 標高276m】。右下方向へ進むコースと
     の分岐点。Dの地点へ通じているようにも思えるが未確認。

   B
権現社【北緯35度26分49秒 東経136度51分53秒 標高304m】。小さな祠と、天和4年
     (1684年)に献納されたと説明付きの石灯籠がある。よく見ると祠の台座の下には大きな
     ミツバチの巣があるようだ。

   C
の地点【北緯35度26分55秒 東経136度51分45秒 標高205m】。社の横の「クリーンセン
     ターへ」の表示に従って進んだが、倒木が多く茨に阻まれたうえ、踏み跡も薄くコースがわ
     かりにくいのでこの地点でBの地点まで引き返し、改めて大洞団地方面へ下りた。
     ただし、B〜Cの地点間のコース上には共聴アンテナ?のケーブルが這わせてあるので
     麓まで通じていると思われる。

   D
の地点【北緯35度26分53秒 東経136度51分57秒 標高225m】。ここで右側から下山中の
     山道と同じ程度の広さの道が合流している。
     神社の広場(Bの地点)北側の隅の案内に従って大洞団地方面へ下りてきたが、B〜D
     の地点間はかなり急坂であるため、所々にロープが張ってあるが、コースははっきりしてい
     る。
  
E下山口(登山口)【北緯35度26分57秒 東経136度52分07秒 標高95m】。かろうじて車が通
     れる程度の道に出る。向かい側には車5台程度駐車可能な草っ原があるので、願成寺方
     面からここまで車を乗り入れることは可能である。ただし、この登山口は樹木にペンキの目
     印がある程度だから見落とさないよう注意が必要である。

   F
の地点【北緯35度27分00秒 東経136度52分19秒 標高78m】。願成寺方面から来た場合は
     Y字の分岐点になっているから要注意。
   G願成寺【北緯35度27分11秒 東経136度52分22秒 標高65m】。境内には天然記念物「中将
     姫誓願ザクラ」がある。
     公園墓地の駐車場に車を止めて、登山口(Eの地点)まで歩くのもいいだろう。この場合
     は、山門前の小さい橋を渡り、左折して川沿いに進むことになる。

   −−−−−−−
   J六所神社参道入口【北緯35度25分48秒 東経136度51分04秒 標高32m】。神社までの道
     は狭いが、車を乗り入れることはできる。ただし、境内には駐車場はなかったように思う。
   K六所神社【北緯35度25分54秒 東経136度51分04秒 標高67m】。神社の左奥に登山口が
     ある。

   L
の地点【北緯35度25分58秒 東経136度51分05秒 標高123m】。コース分岐点で、石の道
     標があり、「左山上 白山神社、ここは打越、右山上 洲原白山」と標記されている。

   M
白山神社【北緯35度26分01秒 東経136度51分14秒 標高209.8m】。六所神社からここま
     でのコースははっきりしているものの、人が歩いた形跡が乏しい。さらにここから@の地点
     までのコースの踏み跡は薄く心許ない。

    −−−−−−−
   Nの地点【北緯35度26分08秒 東経136度52分43秒 標高96m】。林道と合流。
   Oの地点【北緯35度26分03秒 東経136度52分48秒 標高77m】。白山神社の裏手で車道と
     合流。

 ◆追加コースの片道所要時間は次の通り。
   @→5分→A→3分→B→8分→D→15分→E→5分→F→8分→G(B〜C間を除く。)
   J→10分→K→6分→L→10分→M→12分→@
   K→10分→N→6分→O→3分→L
   M→20分(紫線経由)→伊吹の滝
   
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