明治用水西井筋自転車道(豊田市〜刈谷市)

明治用水の本流に沿った自転車道は既に歩いたので、その支流である西井筋に沿って建設された自転車道を2回に分けて歩くことにした。以前、本流に沿って歩いた時はこんなにりっぱな支線があるとは気付かなかった。
このコースは、三連水車公園のすぐ北側の広畔制水門から刈谷市駅までの18kmの区間で、とてもきれいに整備されており、ウォーキングやジョギングをする人、自転車を楽しむ人など多くの人とすれ違った。
途中、知立駅の周辺では駅の立体化の準備が進んでおり、その工事と併せて自転車道を整備する予定なのか少しの区間で途切れている。線路に沿って一般道を北西へ進むと、Iの地点から自転車道が再開される。しかし、ここからOの地点までは広い道路に沿った「広い歩道」になってしまい、面白味は少ない。その先では、再び元の雰囲気を取り戻し、足元では水が流れている場所があったり、休憩所があったりと、ウォーキングを楽しむことができた。
また、途中でコースからはずれて、遍照院や重原城址にも立ち寄った。


コース:P 駐車地点→23分→@の地点→30分→Aの地点→19分→Bの地点→7分→Cの地
     点(牛橋公園)→6分→Dの地点(来迎寺一里塚)→3分→Eの地点(元禄の道標)→9分
     →Cの地点→17分→Fの地点→2分→Gの地点(馬市跡の碑)→12分→Hの地点→
     13分→Iの地点(遍照院)→13分→Hの地点→7分→Jの地点→8分→Kの地点→25
     分→Lの地点→9分→Mの地点(重原城址)→3分→Nの地点(権現石の伝説由来板)→
     14分→Lの地点→15分→Oの地点→13分→Pの地点→19分→Qの地点(自転車道
     終点)→17分→Rの地点(亀城公園の駐車場)


日付:平成19年1月15日(月)、2月24日(土)
天候:晴れ
所要時間:4時間44分(休憩を含まない。)
歩行距離:19.3km


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。

  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度00分19秒 東経137度07分13秒】。三連水車公園用の駐車場を利
     用。周囲は田んぼなので路上駐車も可能。
     また、この地点と接続する本線の自転車道のサイトはこちら
   @の地点【北緯35度00分25秒 東経137度06分18秒】。ここで県道沿いの歩道から別れて、
     西進。
   A休憩所【北緯35度00分07秒 東経137度05分07秒】。この付近は回りが田んぼに囲まれた
     田園風景を楽しめる。広々した雰囲気のためか、ジョギングを楽しむ人を数人見かけた。3
     台分の駐車場あり。
   Bの地点【北緯35度00分12秒 東経137度04分25秒】。風渡る田園風景はここまで。来迎寺
     小学校の北側の用水では鯉を見かけた。
   C牛橋公園【北緯35度00分11秒 東経137度04分08秒】。休憩所、トイレあり。ここで南へ進
     み、旧東海道へ。
   D来迎寺一里塚【北緯35度00分06秒 東経137度04分12秒】。道路の両側に一里塚が残っ
     ている。南側の一里塚の接っしている民家にとってはその存在が迷惑そう。
     塚の上の樹木は主として榎が植えられたが、ここでは代々松がであるという。
   E元禄の道標【北緯35度00分04秒 東経137度04分20秒】。「従是四丁半北 八橋 業平作
     観音有 元禄九丙子年六月吉朔日施主敬白」と記載されており、元禄9年(1696)に在原
     業平ゆかりの八橋無量寿寺への道しるべとして建てられたもの。
   Fの地点【北緯35度00分10秒 東経137度03分24秒】。広重が描いた「馬市」の拡大図あ
     り。しばし、小休止。さらに少し御林交差点方面へ100mほど西進するとGの地点に至る。
   G馬市跡の碑【北緯35度00分11秒 東経137度03分20秒】。「馬市は毎年四月末から5月初
     めに開かれ、多いときは4〜500頭の馬が集まった」との説明あり。古くは鎌倉街道に近い
     牛田周辺に馬市が開かれたという。東海道が整備されてからは池鯉鮒宿の近く、慈眼寺
     あたりに移り街道一の賑わいを見せた。松並木が馬繋柵に利用された。
   Hの地点【北緯35度00分05秒 東経137度02分50秒】。
   I遍照院【北緯34度59分45秒 東経137度02分39秒】。「知立の弘法さん」として親しまれ、
     縁日には沿道にたくさんの露天が並び、参拝客で賑わう。第1回目の折返し地点。
   Jの地点【北緯35度00分13秒 東経137度02分35秒】。サイクリングロードはこの地点で自
     転車置き場にぶつかり、中断。
   Kの地点【北緯35度00分22秒 東経137度02分21秒】。自転車道再開。
     脇本陣の建物の一部が保存されていた小松寺(この位置から線路を挟んで反対側にあっ
     た)は、知立駅の立体化のために平成18年に「知立市西町本田76−1」へ移転した。
   Lの地点【北緯35度00分03秒 東経137度01分18秒】。23号線をくぐる手前(東側)あたり
     から県道沿いの歩道兼自転車道となってしまい、興ざめ。
   M重原城址【北緯34度59分44秒 東経137度01分31秒】。用水(長篠川)越しに、上重原町
     公民館の裏手(北側)の茂みに隠れている碑を発見するにはかなりの注意力が必要だ。
     同じ場所に、近くから移設されたと思われる「従是 西福嶋領」と記された傍示杭あり。
     ここから南西へ200m地点にある萬福寺には、文久2年(1862)に移植された大ソテツと樹
     齢500年のイブキがある。
   N権現石の伝説由来板【北緯34度59分43秒 東経137度01分35秒】。Mの地点から用水に
     沿って80mほど東へ進み、エル・ジーシーという会社の中へ入るようにして南進すると右側
     に小さな祠が祀ってある。
   Oの地点【北緯34度59分41秒 東経137度00分47秒】。やっと広い県道から別れて、所々に
     小洒落たお店が点在する遊歩道を刈谷市駅へ向かう。
   Pの地点【北緯34度59分29秒 東経137度00分14秒】。この遊歩道は、ここでは「アクアモー
     ル」と名付けられている。
   Q自転車道終点(起点?)【北緯34度59分07秒 東経136度59分40秒】。刈谷市駅で電車を
     降りて、知立方面へ歩く場合は、高架下をくぐり、左折すると明治用水の説明板が立ってい
     る。
   R亀城公園の駐車場【北緯34度59分23秒 東経136度59分10秒】。第2回目のウォーキング
     はここから出発したが、地図の作製に当たっては、1回目と連続性をもたせるために便宜
     的に最終地点とした。

    【参考資料:東海道さんさくマップ(財団法人中部建設協会発行)】
  

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