如来ヶ岳(岐阜県山県市 276.1m)


「岐阜の山旅100コース<美濃上>」(吉川幸一著)に、「この山は一等三角点の山として知られている」との記述があったので、岐阜市と山県市の市界にあるこの山に登ってみた。
ガイドブックには、八幡社からのコースが紹介されていたが、高木扇町側から登った。高圧線の鉄塔がある場所では大きく開けており、見晴らしがよいが、山頂は樹木に覆われ、まわりの景色を楽しむことはできない。
上りは、かなりはっきりした道だったので、うっかり地図上のEの地点(分岐点)を見落とし、下りばかりが続いていることに気付き、あわてて引き返し、分岐点から脇道に入り、やっと山頂にたどりついた。
下山の際は、鉄塔の点検用歩道を歩いたところ、急坂がいくつもあり踏み跡も薄くいささか心細かったが、鉄塔番号の案内標識に従って歩くことによって、迷わず県道176号へ出ることができた。
帰りは畜産センターで休憩し、山裾を一周して駐車地点に戻った。
なお、畜産センター付近の紫線は別の機会に歩いた移動軌跡を参考までに掲載したものである。

コース:P 駐車地点→7分→@の地点→3分→Aの地点(登山口)→18分→Bの地点(尾根)
     →3分→Cの地点(鉄塔)→9分→Dの地点(分岐点)→6分→Eの地点(分岐点)→2分
     →Fの地点(如来ヶ岳山頂)→2分→Eの地点(分岐点)→15分→Gの地点(鉄塔)→
     17分→Hの地点→5分→Iの地点(鉄塔)→5分→Jの地点(県道との合流地点)→
     20分→Kの地点(公園の管理事務所)→22分→Lの地点(済法寺)→33分→P 駐車
     地点
日付:平成20年5月15日(木)
天候:晴れ
所要時間:一周2時間47分(コース間違いによるロスタイムおよび紫線の部分を含まない。)
歩行距離:8.3km(コース間違いによる超過分および紫線の部分を含まない。)

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/8000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくだ
  さい。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各
   地点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度30分00秒 東経136度46分50秒 標高 30m】。道路の待避スペー
     スに駐車。少し東の鳥羽川沿いの道は東海自然歩道伊自良コースに指定されているの
     以前歩いたことがある。
   @の地点【北緯35度30分05秒 東経136度46分39秒 標高 39m】。駐車地点から高木扇町
     の信号を渡り、川に沿って左側に注意しながら歩くと、山の斜面に墓地が見える。そこで
     小さな橋を渡って、頭上の高圧線を確認しながら山肌の傾斜地に作られた墓地の中を登
     っていくと一番奥に登山口がある。
     墓地の入口には墓参者のための駐車場があるが、気が引けたので少し離れた場所に車
     を止めた。
   A登山口【北緯35度30分04秒 東経136度46分32秒 標高 66m】。墓地の一番高い地点で
     あるが、「登山口」との表示はない。
   B尾根【北緯35度29分53秒 東経136度46分14秒 標高 186m】。逆にCの地点から下山す
     る場合は直進しないように要注意。
   C鉄塔【北緯35度29分55秒 東経136度46分11秒 標高 310m】。大きく視界が開けており雪
     を頂いた御嶽が見えた。
   D分岐点【北緯35度29分58秒 東経136度45分59秒 標高 228m】。八幡神社から登った場
     合はここへ合流するのだろうか。
   E分岐点【北緯35度29分58秒 東経136度45分52秒 標高 259m】。赤テープが巻いてあっ
     ただけなので、小さな分岐点だろうとそのまま通り過ぎて、再度引き返して山頂への道を
     発見。
     山頂までは踏み跡が薄く、倒木があり心許ない道である。地図にはこの付近にアンテナの
     マークが記載されているが、それらしきものは見当たらない。
   F如来ヶ岳山頂【北緯35度29分58秒 東経136度45分49秒 標高 276.1m】。ごく狭い部分
     が平になっていて、周りは樹木に覆われている。
     確かに「一等三角点」と表示された標石がある。
   G鉄塔【北緯35度29分46秒 東経136度45分51秒 標高 215m】。ここからも大きく展望が開
     けている。
   Hの地点【北緯35度29分39秒 東経136度45分40秒 標高 87m】。ここでは、鉄塔番号112
     の案内標識に従って、一旦、急な山道を登る。
   I鉄塔【北緯35度29分41秒 東経136度45分37秒 標高 112m】。Hの地点から登り切ると、
     目の前がぱっと開け、鉄塔111、112、113の案内標識がある。すぐ右側の鉄塔が112
     号鉄塔。
     下山は鉄塔番号113の標識に従って山道を下りる。
   J県道との合流地点【北緯35度29分34秒 東経136度45分36秒 標高 60m】。県道上には
     30mほどの間に「つるべ橋」と「伊自良洞橋」という小さな橋があり、その中間付近へ飛び
     出す。そこには鉄塔番号112の小さな案内標識がある。
     こちら側から登る場合は、広い脇道があるのでそこに駐車するか、200m南東の卵自販
     機の設置所を拝借する。それも気兼ねの場合は、市民公園の駐車場は最適。
   Kビジターセンター【北緯35度29分03秒 東経136度45分51秒 標高 38m】。ヨーロッパ風の
     外観が魅力的な建物で、一階が休憩所、二階が管理事務所になっている。
     岐阜市民公園には畜産センター、ろば・山羊などの動物舎、ハイキングコース、サイクリン
     グロードなどがある。
     芝生の大広場に沿って植えられたメタセコイヤの並木が綺麗だ。今回は園内は歩かず、
     休憩のみ。
   L済法寺【北緯35度29分19秒 東経136度46分24秒 標高 37m】。ここには、藤原時代の木
     像十一面観音立像、鎌倉時代の木像地蔵菩薩、不動明王、四天王の四体が重要文化財
     として、岐阜県から指定され、保存されている。
     また、境内には樹齢三百年のツバキやタラヨウの巨木がある。

 (参考)・・・別の機会に畜産センター付近を歩いた際の紫線部分の説明
   @分岐点【北緯35度29分03秒 東経136度45分41秒 標高 76m】。ここまで整備された遊歩
      道を歩いてきいたが、山道への入口を発見したので、足を踏み入れた。山道には風化し
     たビニール紐が切れ切れに這わせてあったので、それを確認しながら登った。次第に急
     坂になってきたが、尾根へ出たら、中野峠へ通じる道があるだろうと周りの木につかまり
     ながら登った。
   A展望台予定地?【北緯35度29分01秒 東経136度45分29秒 標高 213m】。やっと開けた台
     地に出た。樹木は切り倒され、東側に開けている。想像するに、展望台を予定して樹木は
     切ったが、なにかの都合で中止となり、そのまま放置された場所?
     この山並みの西端(安食)までの縦走に挑戦する人以外はここから先へ進んではいけな
     い。
   B折返し地点【北緯35度29分06秒 東経136度45分18秒 標高 246m】。Aの地点から、中野
     峠付近へ下る道を探しながら、かすかな踏み跡を頼りに尾根を西に向かって歩いた。し
     かし下りの道はなく、GPSで位置を確認すると次第に離れる一方なので、ここで引き返し
     た。
   Cハイキングコース入口【北緯35度29分05秒 東経136度45分44秒 標高 61m】。Bの地点
     →Aの地点と薮こぎに近いコースを歩いて一旦下山し、ここでハイキングコース入口の案
     内板を見つけた。
   D休憩所【北緯35度29分09秒 東経136度45分45秒 標高 90m】。この地点では北東の方向
     に開けている。
   E中野峠【北緯35度29分10秒 東経136度45分32秒 標高 178m】。「中野峠」の標柱がある
     のみで、展望は開けていない。そのまま直進して左回りでDの地点を経由して下山。

  (主要地点の所要時間)
   @の地点→20分→Aの地点→22分→Bの地点(折返し地点)
   Cの地点→6分→Dの地点→18分→Eの地点→14分→Dの地点→7分→Cの地点
   

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