東海自然歩道<岐阜県 伊自良コース>(本巣市〜山県市)

東海自然歩道についてはやはり支線も歩いておくべきだ思い、暑さにもめげず出掛けた。熱中症が心配で、傘を差して歩いた。どういう訳か傘をさしていると蚊や羽虫などが寄ってこない。
名古屋洞林道は、峠付近で土砂崩れがあり車は通行不能だったため、のんびり歩くことができた(通行可能でも車に出合うことはなかったかもしれないが)。途中で野猿を見かけた。
16日は本年の最高気温を記録した翌日で、前日と同様猛暑で、暑さのため立ちくらみを感じた。もしかしたら途中で倒れるかもしれないと危惧したほどだった。水分は充分だったが、塩分の補給が足らなかったためかもしれない。
このコースはほぼ全線舗装道路で、湯の古公園から四国山公園までは交通量が少なかったが、それ以降、鳥羽川に沿って本線との合流地点までは、自然歩道とはほど遠い車の通行量の多い道だった。
一部には、このような難点はあるものの、本線と比較するとこちらの支線コースの方が楽しめるコースのように感じた。
なお、紫線は自然歩道から外れるが、寄り道をしたのでその移動軌跡を参考までに追加掲載した。


コース:P 駐車場→7分→@の地点→8分→Aの地点→27分→Bの地点→2分→Cの地点→
      9分→Dの地点→8分→Eの地点(土砂崩れ地点)→21分→Fの地点→28→Gの地
     点→8分→Hの地点(フラワーパークすいげん)→22分→Iの地点(分岐点)→30分→
     Jの地点(豈坂)→20分→Kの地点→10分→千本杉→9分→Kの地点→25分→Lの
     地点(コミュニティーパーク)→12分→Mの地点(分岐点)→9分→Nの地点(四国山公
     園)→9分→Mの地点(分岐点)→20分→Oの地点→38分→Pの地点→30分→Qの
     地点→55分→Rの地点→1分→Sの地点
日付:平成19年8月16日(木)、8月19日(日)
天候:16日は快晴、19日は晴れ一時雷雨
所要時間:6時間48分(紫線の区間および休憩時間を含まない。)
歩行距離:26.6km(紫線の区間を含まない。)

   コース地図を開く     ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度32分40秒 東経136度40分18秒】。湯の古(こ)公園の駐車場を利用。
     この公園は小さい公園だが、ここには「ハリヨ」という魚が飼育されている。
     この公園付近の東海自然歩道の本線データはこちら
   @分岐点【北緯35度32分42秒 東経136度40分30秒】。ここを東へ進むと伊自良コース、
     南へ進むと自然歩道の本線である。
   Aの地点【北緯35度32分48秒 東経136度40分48秒】。道標を兼ねた石仏が2体。この
     コースでは所々で、古いものではないが石仏をいくつか見かけた。
   Bの地点【北緯35度32分55秒 東経136度41分10秒】。突然、野猿の子が道路を横切っ
     た。その先の樹木が大きく揺れていたので、仲間の後を追いかけていたのだろう。
   Cの地点【北緯35度32分54秒 東経136度41分11秒】。桜の木の間から、眼下にゴルフ
     場が見える。
   D峠【北緯35度32分59秒 東経136度41分28秒  標高290m】。それほど急な坂道ではない
     が、上り一方の舗装道路なのできつく感じた。
   E土砂崩れ【北緯35度32分54秒 東経136度41分34秒】。切り倒された木の様子から1〜
     2ヶ月前に土砂崩れがあったようだ。徒歩ならば通り抜けることができるが、車両は通行
     不可。
   Fの地点【北緯35度32分51秒 東経136度42分00秒】。草に埋もれた標識に従って左折。
   Gの地点【北緯35度33分30秒 東経136度42分36秒】。県道との合流点。伊自良湖方面へ
     の道標あり。
   Hフラワーパークすいげん【北緯35度33分25秒 東経136度42分59秒】。浄水場に隣接して
     造られた公園で、駐車場、トイレ、四阿、水あり。
   I分岐点【北緯35度32分47秒 東経136度43分28秒】。
   J豈(あに)坂【北緯35度32分55秒 東経136度44分08秒 標高140m】。この峠には数十体の
     地蔵さんが安置されている。山道を越えて甘南美寺や東光寺あるいは谷汲の華厳寺へ参
     詣する人々が、路傍に点々とお祀りしたものを道路改修工事の折、ここに集められたもの
     である。
   Kの地点【北緯35度32分54秒 東経136度44分40秒】。千本杉はこの先550mとの案内表
     示あり。立ち寄ってはみたが、それほど感動的なものではなかった。
   Lコミュニティーパーク【北緯35度32分31秒 東経136度45分07秒】。川沿いの小公園。近くの
     牛舎か豚舎からの臭いが漂ってくるので、昼食場所としては不向きかも。
   M分岐点【北緯35度32分25秒 東経136度45分33秒】。四国山公園への案内表示あり。
   N四国山公園【北緯35度32分12秒 東経136度45分31秒】。香り会館が売り物らしいが、時
     間の都合で立ち寄らず。また、ミニ八十八カ所巡りもできるとか。
   Oの地点【北緯35度32分07秒 東経136度46分21秒】。自然歩道の案内図と「大桑城址まで
       2.2km」の案内板あり。
     大桑城址は古城山(別名「金鶏山」 407m)の山頂にあるようだ。簡単に歩いて寄り道できる
     場所ではない。帰りに車で、古城山の登山口【北緯35度33分14秒 東経136度46分11秒】
     まで行ってみたが、「熊に注意」との看板があった。
     また、この地点の1kmほど西にある南泉寺は永正4年(1507)建立と伝えられる名刹で、美
     濃国守護土岐家の菩提寺として有名。
     天文16年(1547)土岐頼芸が大桑城の城主の時、斎藤道三に攻略された。その戦死者を
     供養する戦死六万墓が南泉寺の1kmほど東にある(東海自然歩道中部特選25コース 稲
     熊金久著)そうだが、気付かずに通過した。
   Pの地点【北緯35度31分06秒 東経136度47分13秒】。十王橋を渡ったところ(西詰)に、自然
     歩道の道標「右 四国山公園近道」があった。
     鳥羽川の右岸が自然歩道に指定されており、Qの地点までの狭い堤防道路は北へ一歩通
     行(対岸は南へ一方通行)であるため車が多ので、この区間は律儀にここを歩くよりも西側
     に平行している田んぼ道か、いっそのこと国道256号を薦めたい。
   Qの地点【北緯35度30分12秒 東経136度47分04秒】。扇橋の西詰めには「右 谷合洞戸道
     左 甘南美寺道2里半」の石の道標あり。
     市役所は山県市のコミュニティバス「ハーバス」のターミナルの1つであり、一部で自然歩道
     上を走っているので、大桑(おおが)雉洞〜市役所間のバス利用を組み込んだウォーキン
     グも可能である(ただし1日5〜6本)。
   R本線と分岐点【北緯35度28分41秒 東経136度46分35秒】。月野橋の西詰が本線と伊自良
     コースの分岐点だが、標識はなにもない。
   Sの地点【北緯35度28分41秒 東経136度46分33秒】。ここは本線上の地点だが、自然歩
     道の標識あり。
 
  【参考】・・・伊自良湖一周
   @の地点【北緯35度33分38秒 東経136度42分19秒】。伊自良湖への案内板あり。
   Aの地点【北緯35度33分43秒 東経136度42分21秒】。伊自良湖からこの橋までシーズン
     中は車両一方通行のためこちら側からは進入不可。
   B管理中央センター【北緯35度33分59秒 東経136度42分02秒】。伊自良湖の水は青くき
     れいである。岸から少し離れたあたりに噴水があった。
     ここには売店、貸しボート、駐車場、トイレなどあり。
     伊自良湖は昭和44年に竣工した溜池で、農業用水として利用されている。
   紫線の各地点間所要時間
    Gの地点→6分→@の地点→3分→Aの地点→27分→Bの地点→14分→Aの地点→
       2分→@の地点→Gの地点                     

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