惣兵衛川〜荒子観音(名古屋市北区〜中川区)

庄内用水の1つである惣兵衛川に沿って歩いた。始めは、遊歩道がよく整備されていて、ウォーキングやサイクリングにはいいコースだと思っていた。しかし、途中で川が消えた。地下に潜ったのだ。川を探しながらのウォーキングとは・・・。
昔は、田や畑のために必死になって川を開削したのに、今では農業は隅っこに追いやられ、川の上には蓋をされ暗渠になっているなんて、まるで邪魔者扱いである。開削に努力した人々がこれを知ったらさぞ悲しむことだろう。
しかも、この川は、水も特定の時期しか流してもらえず、川底にはヘドロが溜まって悪臭を放っている始末。「年中通水を」という幟を何本も見かけました。
ところが、さらにその先の中村区内では、完全に暗渠になっていて、臭いもなくきれいに遊歩道が整備されているので、そのような幟は見当たらなかった。

途中で、惣兵衛川か単なる溝かわからない状態になってきたので、荒子観音へ立ち寄り打ち切りとし、高畑駅から庄内緑地公園駅まで地下鉄を利用して駐車地点まで戻った。
惣兵衛川の始点は、@の地点だろうと思われるが、Bの地点から@の地点は別の機会に歩いたので紫線で追加記載した。
この川と一部平行して流れている荒子川のウォーキング記録はこちら

※説明追加・・・H.22.12.12
本日の中日新聞によると、12月14日から年間を通して水が流れるようになるという。「名古屋市は今年、川の水の代わりに守山水処理センターの高度処理した下水再生水を流すことで年間通水の実現を図った。用水まで800mの送水管は5億円で整備。」との記事があった。

コース:駐車地点→7分→@の地点→3分→Aの地点→4分→Bの地点→12分→Cの地点→
     22分→Dの地点→7分→Eの地点(伊奴神社)→28分→Fの地点→8分→Gの地点→
     38分→Hの地点→12分→Iの地点→11分→Jの地点→25分→Kの地点→7分→L
     の地点→13分→Mの地点→20分→Nの地点→8分→Oの地点→10分→Pの地点
     (荒子観音)→8分→Qの地点(高畑駅)→30分(地下鉄)→Rの地点(庄内緑地公園駅)
     →40分→Sの地点→16分→駐車地点
    (追記分)
     Bに地点→18分→@の地点

日付:平成18年11月1日(水)ほか
天候:晴れ
所要時間:全行程6時間40分(休憩、追記分を含む)
歩行距離:23km(追記分を含む)


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

******************************************************************************

(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度12分46秒 東経136度55分23秒】。この部分の堤防上は広く、
     「水分橋緑地」に遊びに来る人の駐車ポイントになっている。
   @ふれあい人道橋【北緯35度12分58秒 東経136度55分08秒】
   Aの地点【北緯35度12分51秒 東経136度55分04秒】
   B安井橋【北緯35度12分40秒 東経136度55分06秒】
   C荻野橋点【北緯35度12分40秒 東経136度54分40秒】。高速道路下を隣の信号で渡る。
   Dの地点【北緯35度12分30秒 東経136度54分02秒】。川はここから90mほどの間地下
     にもぐる。
   E伊奴神社【北緯35度12分30秒 東経136度53分51秒】。しい、楠、杉の巨木あり。
   Fの地点【北緯35度12分03秒 東経136度53分08秒】。ここから450mほど歩道がない
     ので車道を歩く。但し車の交通量は僅少。
   Gの地点【北緯35度11分50秒 東経136度52分58秒】。歩道橋を渡る。Hの地点との中
     間に惣兵衛橋があるが、その上を走る街道は「美濃路」である。
   Hの地点【北緯35度11分11秒 東経136度51分45秒】。川はここで完全に地下へもぐっ
     てしまう。
   Iの地点【北緯35度10分54秒 東経136度51分17秒】。まっすぐ南西へ進む水路は地下
     にもぐったままなので、地上に出ているこちらの川(中井筋)沿いに歩く。
   Jの地点【北緯35度10分32秒 東経136度51分24秒】。再度、ここで地下へもぐってしま
     うので、その上を歩く。900mほど歩き、太閤通を横断すると、急に暗渠の上の部分は
     植栽が目立つようになった。所々に水飲み場も設置されている。
   Kの地点【北緯35度09分45秒 東経136度51分49秒】。「中井筋緑道」との表示あり。石
     に刻まれた付近の史跡の案内図もあった。
   Lの地点【北緯35度09分28秒 東経136度51分44秒】。暗渠の上を歩いていることを忘
     れていたが、急に人工的に作られた小さな川が現れ、水車まであった。そして、歩道
     橋を渡る。歩道橋を下りた場所には願成寺(薬師堂)がる。
   Mの地点【北緯35度09分17秒 東経136度51分48秒】。お寺から300mほどの間は川
     には簡単な蓋がしてあったが、ここから、烏森駅までの間はきれいに舗装された遊歩
     道。烏森駅を越えるとまたコンクリート板を並べた味気ない蓋に変わる。
   Nの地点【北緯35度08分48秒 東経136度51分41秒】。ここでやっと川は顔を出し、蓋
     はなくなったものの、やがてただの側溝のようになってしまった。しかし、歩道はきれ
     いに整備されている。
   Oの地点【北緯35度08分26秒 東経136度51分45秒】。ここから南も同じ状態が続いて
     いるが、ここで打ち切りとし、荒子観音に立ち寄る。
   P荒子観音【北緯35度08分11秒 東経136度51分30秒】
   Q地下鉄高畑駅【北緯35度08分17秒 東経136度51分13秒】。ここから庄内緑地公園駅
     まで地下鉄を利用。
   R庄内緑地公園駅【北緯35度12分54秒 東経136度53分17秒】。ここから、駐車地点ま
     で徒歩。
   Sの地点【北緯35度13分11秒 東経136度54分54秒】。庄内緑地公園から3.2km続いて
     いるサイクリングロードの終点。
 (追記分)
   @の地点【北緯35度12分28秒 東経136度55分49秒】。堀川(黒川)との連結部で、惣兵
     衛川の取水口。

トップへもどる