東海自然歩道<岐阜県コース>(養老公園〜川原越)

養老公園内の東海自然歩道はこちらを参照。
養老町内の自然歩道はよく整備されていたが、海津市へ入ると茂った草をかき分けて進む場面が何度もあった。
このコースでの最大の問題は、ヤマヒルだ。川原越の付近はヤマヒルの巣と言われており、さらにまむしの注意書きもある。スパッツをつけて厚手の靴下を3足履いて足元を固めて挑戦した。標高400m〜500mのシダの生えたあたりにヒルが集中していたようだ。靴にまつわりつくヒルを払いながら、立ち止まらないように心がけゆっくり登った。
峠からの展望は曇りのためほとんど閉ざされていた。
帰りに、手にしたタオルに血がついているのに気づき、「やっぱりやられたか」と傷跡を探したところ、手の平を咬まれていた。血液凝固を阻止する「ヒルジン」を取り除くため、血をしぼり出し、傷口を水で洗い、ちり紙を当ててテープで止めておいたら2時間ほどで出血は止まった。どうやら1ヶ所のみで済んだようだ。下山して靴の中を調べたら、2匹うごめいていた。他に2匹の死骸があり、また靴ひも部分の折り目にも小さいヒルが3匹。なかなかの強敵だ。
後で気付いたのだが、「ふれあいウォーク東海自然歩道<東海版>」(宇佐美イワオ著)では、このコースは「ワーストコース10」の1つに選ばれていた。
なお、紫線は別途列車を利用した際に移動した軌跡を参考までに掲載したものである。


コース:P 駐車地点→30分→@の地点(小倉谷)→5分→Aの地点(光明寺堂塔跡)→26分→
     Bの地点(今熊谷)→8分→Cの地点→23分→Dの地点→40分→Eの地点→9分→
     Fの地点→6分→Gの地点→1時間15分→Hの地点→30分→Iの地点(川原越)
日付:平成19年7月25日(水)
天候:薄曇り
所要時間:4時間12分(紫線の区間および休憩時間を含まない。)
歩行距離:9.2km(紫線の区間を含まない。)

   コース地図を開く     ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度17分00秒 東経136度32分54秒】。養老公園の有料駐車場。
   @小倉谷【北緯35度16分13秒 東経136度32分52秒】。この谷川には水がなかったので、
     問題はなかったがもし大雨の直後で増水していたら渡れなかったかもしれない。
   A光明寺堂塔跡【北緯35度16分07秒 東経136度32分52秒】。堂塔跡の碑が建っており、
     その横に「光明水」の説明板があったが、水は涸れていた。
   B今熊谷【北緯35度15分44秒 東経136度33分20秒】。ここも上記の小倉谷と同様、橋は
     なく増水の場合は渡れない可能性がある。
   Cの地点【北緯35度15分36秒 東経136度33分14秒】。本来の自然歩道は雨による崩落の
     ため迂回路の指示あり。
   Dの地点【北緯35度15分20秒 東経136度33分19秒】。この地点にも逆方向の迂回の指示
     あり。
   Eの地点【北緯35度14分51秒 東経136度33分29秒】。草をかき分けながら急な坂を上り
     詰めると、右へ「川原越2.6km、145分」の案内があった。多分これは、一旦尾根へ出る
     コースのように思われたので、左へコースをとりGの地点まで下った。
   Fの地点【北緯35度14分43秒 東経136度33分28秒】。細い谷川を渡る時、右へ「養老」の
     標識があり、険しくて踏み跡の薄い上りコースがあったが寺山不動への旧道だろうか。
   Gの地点【北緯35度14分40秒 東経136度33分27秒】。右へ「川原越」の案内標あり。
   Hの地点【北緯35度14分32秒 東経136度32分41秒】。狭い谷川を渡る。アライグマのよう
     な動物を見かけたがはっきり確認できなかった。
   I川原越【北緯35度14分27秒 東経136度32分23秒】。岐阜県と三重県との県境で、この
     地点で南北の縦走コースと交差している。中腹ほどではないが、ここにもヒルがいた。
     曇りのため、視界が開けていなかった。

                         

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