東海自然歩道<岐阜県コース>(養老公園〜松尾山)


養老公園は、14年ぶりである。記憶があいまいで当時と比較ができないが、今回は休日のため滝を訪れるバスのツアー客が多かった。
養老公園から広瀬橋までは養老山地の東側の麓に沿った森の中のコースで、アップダウンはあるもののそれほどきつい坂道ではない。ただし、墓地めぐりコースかと思うほど墓地が多い。
樹木の間を縫って進むコースの分岐点には、ほとんど案内標識があるので迷うことはないが、もし標識がなければとても正しく歩くことができないほど脇道・分かれ道が多い。
養老公園から広瀬橋までを「陰のコース」とすれば、広瀬橋から松尾山までは「陽のコース」と言えよう。
広瀬橋からは桜が植えられている堤防を歩くが、あたりはのどかな田園風景だ。そこを抜けると山あいを走る広い舗装道路に沿って歩く。道はりっぱだが車はほとんど走っていない。
ゴール地点の松尾山は関ヶ原側のコースより楽に登ることができた。
 【参考】
  養老公園およびその周辺の案内図はふるさと会館でもらうことができる。
  妙見橋と滝の下までの標高差はほぼ100m、所要時間は12分。

コース:P 駐車地点→33分→@の地点→25分→Aの地点→28分→Bの地点(千体石仏群)→
     1時間45分→Cの地点(桜井白鳥神社)→22分→Dの地点→29分→Eの地点→31分
     →Fの地点(休憩所)→16分→Gの地点→15分→Hの地点→25分→Iの地点→12
     分→Jの地点→17分→Kの地点→8分→Lの地点→10分→Mの地点→8分→Nの地
     点→18分→Oの地点(松尾山山頂)
日付:平成19年7月8日(日)、16日(月)
天候:8日は晴れ、16日は曇り一時小雨
所要時間:6時間42分(休憩時間を含まない。)
歩行距離:21.7km

   コース地図を開く     ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度17分01秒 東経136度32分53秒】。養老公園の有料駐車場。
   @の地点【北緯35度17分10秒 東経136度32分28秒】。養老館の西側から山道へ入るが、
     この地点には自然歩道の案内標識あり。
   Aの地点【北緯35度17分22秒 東経136度32分13秒】。ここで橋のない谷川を横断する。
     大雨の直後だったので、水量が多く渡るのに苦労した。
     川を渡ると、「まぐさ滝へ1km」の案内板があったが、滝までは行かなかった。
   B千体石仏群【北緯35度17分45秒 東経136度32分24秒】。1572年9月に織田方の兵
     火により、柏尾寺跡から多くの石仏が発見された(1897年)。近くの神明神社に「柏尾
     廃寺跡」の碑がある。
   C桜井白鳥神社【北緯35度19分08秒 東経136度31分52秒】。ここに「みゆき街道」の説
     明板がある。それによると、「昔、日本武尊が伊吹軍との戦いの後、傷を負って尾張へ
     引き上げる時通った道をみゆき街道という。養老山麓の東海自然歩道はほぼこの街道
     に沿っている。」と、あった。
     また、この神社の片隅には「桜井の井」という泉がある。
   Dの地点【北緯35度19分27秒 東経136度31分26秒】。この地点に、うす墨桜が植えられ
     ていた。その直前に、またもや雨で増水した谷川があり、難渋。あれこれと思案している
     うちにヤマヒルに咬まれてしまった。
   Eの地点【北緯35度19分54秒 東経136度30分51秒】。車止めあり。
   F休憩所【北緯35度19分58秒 東経136度29分42秒】。ベンチあり。車もなんとか、とめら
     れる。
   Gの地点【北緯35度20分21秒 東経136度29分22秒】。巨木のある民家の南側を通り抜
     ける。
   Hの地点【北緯35度20分27秒 東経136度28分50秒】。広い舗装道路と合流。道路はりっ
     ぱだが、車の通行は少ない。
   Iの地点【北緯35度20分11秒 東経136度27分58秒】。自然歩道の案内標識あり。
   Jの地点【北緯35度20分22秒 東経136度27分40秒】。はるか遠くの、北側のコンクリート
     で固められている山肌へ目をやると、なにか黒いものが動いた。双眼鏡で確認すると野
     猿が3匹見えた。
   Kの地点【北緯35度20分19秒 東経136度27分09秒】。ここから西へ新しい橋が建設され、
     広いバイパスが建設されている。これが完成する前は、何の迷いもなくLの地点へ進め
     たため、ここには聖蓮寺への案内板はあるが、自然歩道の標識がない。今となっては
     道標を設置してほしいものだ。
   Lの地点【北緯35度20分33秒 東経136度27分09秒】。自然歩道の小さい案内標がある。
     すぐ西にある聖蓮寺には「八房の梅」があり、親鸞のお手植と伝えられている。
   Mの地点【北緯35度20分23秒 東経136度27分14秒】。東方の鶏舎の前から伸びている
     狭い車道に合流。
   Nの地点【北緯35度20分30秒 東経136度27分21秒】。三叉路に加えて、真新しい祠の
     横にある急な階段を登る。
   O松尾山【北緯35度20分50秒 東経136度27分16秒 標高293.1m】。小早川秀秋の陣跡。
     山頂からは北側の展望が開けている。
     南側からのコースは、古戦場方面からよりも簡単に登ることができた。

                         

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