食頭路(tsiah thâu-lōo)
在職者とくに被雇用者は扶持を食む存在だから、チャ・タウローまたはチャ・タウロー・ラン(人)という。これを次のように応用して使うといい。
君の職業は何ですか? (Li tsia̍h sa-mi thâu-lōo?)
どのくらい働いたか? (Thao-loo jia lua-ku a?)
何年間働きましたか? (Thâu-lōo tsia̍h kui nî?)
25年間勤続です。 (Thâu-lōo tsia̍h ji-tsa̍p-gōo nî.)
何時まで働きますか? (Thâu-lōo tsia̍h kah tâng-sî ?)
70歳まで働きます。 (Thâu-lōo tsia̍h-kah tshit-tsa̍p huè.)
好頭路(hó thâu-lōo)
世の職業は多種多様だ。職場では年功制や能力主義が存在する。働き甲斐のある職種もあれば、そうとは思われない職種もある。したがってどんな職種がいい職業かは一概に言えない。しかし、生きがいを感ずる仕事ができることや、適材適所の配置が実現しているような職場は受け入れられやすい。また、報酬が十分満足できるとか、一定の地位が保証されているとかの条件も重要視される。働く本人が満足していることや第3者が評価するような職業はいい職業となろう。とにかくホォ・タツローはすばらしい職業のことだが、この言葉が使われるとき必ず羨ましがられる人物が存在すると考えてもいい。
歹頭路(phái thâu-lōo)
好頭路の反対用語である。好(hó)と歹(phai)の対立と考えればいい。どんな職業でも一生懸命つとめなければならない。しかし、頑張れば頑張るほどいやになるような環境は嫌われる。能力主義の導入は企業の活性化のために重要視される所以である。能力が発揮できないことや発展の見込みがない職場は職業としていいとはいえない。これはパアィ・タウローという形で表現される。収入で良し悪しを測るとすれば低収入の職種は高収入のそれよりパアィ・タウtローとなる。
做生理(tsò sing-lí)
現代用語は時代に従って変化する。企業経営は世界標準が必要となる。グローバル化時代の商戦に勝ち残るためには言葉も世界標準にあわせなければならない。現代経済経営用語は教科書に多数見出せる。しかし、会社経営(khui kongsi)、工場経営(khui kang-tiûnn)などの使い方は文字の音読とともに使われる。ツォー・センリーとは起業とかビジ
ネスを経営することである。もちろん創業(tshòng-gia̍p)といってもいいが、要はツォ・センリーにほかならない。