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(H26年11月11日)
ヒゴ引きの製作


 
花籠つくりではしばしば、籐の細引き(身籐の丸芯)で縄編みなどします。
 籐の丸芯はそもそも籐工芸に用いられるものですが、細いものでも径1oのものが最低でしょうか。

 縄縛り用にはさらに細くして材料にします。
 0.6oまで引けるヒゴ引きを作りました。
 

  

 市販のヒゴ引きが手元にありましたが、一番小さな穴で2oでしたのでこの場合には使い物になりません。
 然るべき鋼材に穴が開けられれば刃物として最高ですが、素人の工作ではそうは参りません。当座の使用が出来ればいいかと言う程度でやってみました。
 1.5o厚の鉄材(軟鉄)にドリルで穴を開け、極細のヤスリで調整して刃を付け、焼き入れをした後砥石をかけ仕上げました。

 1oの籐ヒゴ、3〜4bのものを50本ほど引きました。暫くは使えそうです。


        

 市販品、細い穴でも2o。
探せばもっと細いものもあるでしょうか。 
 ドリル刃、0.8oと0.5o
手回しで刃を折らないように使用します。
 0.9〜0.6にまで、6段階で調整。  0.9から順に0.6まで引く。