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高台にする箍の巻き方
     H22年7月29日


 花籠の底には高台を取り付けます。
 巾のある竹で輪を作ったり、丸籐を使ったりと色々工夫しますが、長いヒゴを用意して箍を作って高台にする事が出来ます。箍巻きの手順を紹介します。

@ 矢印から始めて八の字にヒゴを廻し、矢印のように重ねます。

A 左方から廻してきた赤矢印ヒゴを右方の輪をくぐらせて右方向に抜きます。

 【一通り目が慣れてから見ると、閉鎖されたヒゴ3本の三編みになることが分かると思います。】
B 水色○印の輪を左の輪にくぐらせ、

C 赤矢印ヒゴを右方向から上を廻して水色の輪にくぐらせます。

D 今度は
橙色○の輪(イコール水色○のヒゴで、常にこのヒゴが対するヒゴの輪の下をくぐらせることになります。)を右方の輪にくぐらせ、赤矢印のヒゴをCと同様(左右反対に、)に右方に抜きます。
 この動作を最初から数えて、右へ、左へ、右へ、左へ、右へと5回繰り返すと始点に戻ります。
EF
 赤矢印ヒゴが始点に戻りました。
 始点の緑矢印ヒゴと赤矢印ヒゴが、同じ位置に重なります。
 これでヒゴは3周しました。5周して完了しますから、この先4週目、5周目の編み方に進みます。

F 4周目に入ります。赤矢印ヒゴが始点の位置に戻ったところで、赤矢印ヒゴを上から押さえている
紫色破線ヒゴに注目してください。この先はこのヒゴをずっと追っかけて編み進みますので、見失わないようにしてください。
G 追っかけている紫色破線ヒゴに被さってくる橙色破線ヒゴを越した向こうに赤矢印ヒゴを差し込んでいきます。

H 今度は右方向へ同様に、追っかけている紫破線ヒゴに被さる
橙色○ヒゴの向こうに赤矢印ヒゴを進めます。
 これを5回繰り返し、4週目が終わります。
I 5週目も同様の理屈で、紫破線ヒゴを追いかけ、橙色○ヒゴの向こうに赤矢印ヒゴを進めます。
 4周目と異なるのは、
緑色□ヒゴ2本をくぐることになります。この手順で右、左と5回くぐらせれば始点に戻って完了します。
  橙○ヒゴ部分が2枚に見えていますが、途中でヒゴを継いだことで2枚になっています。一枚のヒゴと考えてください。
 出来上がりました。
間違いなく編めていれば箍目がきれいに全周Vの字に揃います。
 籠への取り付けは水色のマーク、全部で6箇所で縛ります。(ヒゴが2本交差している所。)
 もちろん、12箇所で縛っても構わないと思います。