前頁へ戻る 第46作 ヒゴ入れ筒の製作 H24・ 4月
節抜きの工程 太めの竹の節を抜く道具は、以前に加工したものです。塩ビ被覆の径3aほどの鉄パイプ(園芸資材)を斜めに切断したものです。 荒抜きした後は「ゴズリ棒」で滑らかに削ります。この工具は昔、竿作りに使ったもので、長い柄が付いた丸ヤスリです。 “ゴズリ”をした後の竹筒の内側。 あとに柿渋を塗り込みました。防虫と湿気対策になると思います。
4月7日 尻栓込み 竹筒の節は全部抜きましたので、尻栓を別に削った“木”で埋め込みます。こういう時の接着剤は二液混合の5分硬化型で隙間を埋められるものです。30分もすれば鋸で引けます。
蓋の下工作と胴の継口荒削り 蓋になる部分に籐を捲いて補強します。蓋は外に広がろうとする力が加わりますので、この始末は絶対欠かせません。 胴部分の口を荒削りしておきます。この後は双方微調整しながら削って摺合せします。ここの作業を丁寧にやらなくては出来上がりの完成度が左右されてしまいます。因みに真円ではありません。
4月 9日 印籠蓋仕上げ完了 昨日は第2日曜日、教室の日でした。教室での2時間はお喋りが1時間、諸々のコミュニケーションが30分、蓋の内側の仕上げ削りが30分でした。 本日、胴の口の仕上げ削りをして摺合せし一応終了しました。後はウルシを拭いて完成です。
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