前頁へ戻る 第57作 いかき ザル 青物細工 H25・8月 (8月14日 更新)
必要材料まとめ ・ (青竹 径7、8p 長さ150〜160p…のものなら半分) ・ 編みヒゴ 幅1.8o厚1o 36本(総延長50b 超)ヒゴ幅の大小で本数を調整 ・ 縦ヒゴ 幅5o厚0.6o 46p程度3本、短め10本 ・ 芯枠 幅7o厚3、4o85p ・ 縁竹 外 幅1.3p厚1.8〜2o85p 内 幅1.2p厚1〜1.5o ・ ササラ竹 幅8o厚3o85p1本 ・ 皮籐 幅1.5〜2o 2.5b <作業記録>
材料ヒゴつくり 径25pの丸いザルを作ることにします。 編み目の一段分の長さ(一番長いところで)は(余裕をもって、ザルが球体の半分とすると、)25×3.14÷2= 約40pです。 次に、1.8_のヒゴを並べるとすると、40p÷1.8_で220段ですが、縁に行くにしたがって短くなりますから、×0.6位として計算すると132段分になり ×40pで、ヒゴの総延長は53b、今回の材料竹は長さ150pですので36本必要になる計算です。 取りあえず、青竹の四つ割り一本分の32本で始めることにします。足らなくなったら追加することにします。
概ね編みあがりました。この段階でヒゴが4本残りました。後の部分は縦ヒゴの間隔も狭まるので、ヒゴをやや細く削り直して用いることにします。
最終工程 縁仕舞い ![]() 縁竹は外と内の2枚、鉈だけで均一な厚みで剥ぐには一発勝負ですから、竹割の原則からは外れますが、「先」から鉈を入れ、節のところで一旦止め、反対側「元」から同様にしてやると、失敗なく概ね上手くいきます。 どうしても節を越す時に(先から割って、)下側の表皮が薄くなりがちです。 鉈で上手くいかなければ厚さきめカンナで均一な材料を作ってください。 野田口仕上げとするので縁上面にあてがうササラ竹を作ります。 幅8_、厚さ3_を材料にして、6本に柾割りしました。少々曲げるのにキツくなりますが4本割りでも何とかなります。先の部分(2、3p)は割らずにくっつけておきます。 この作業が難しい場合は、柾割りしたヒゴを厚さきめカンナで1.3_に引き、6本束ねればOKです。1oに引いて8本束ねならなお良いでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 考察 いびつにならないようにと、あっちを見てこっちを測って作ったつもりでしたが、真円の寸法が出ていません。横径が25.2p 縦径が24.2pで1pもずれてしまいました。“うどん”を濾すのには全く支障はないのですが、なにか面白くありません。中心の縦ヒゴもずれていました。 問題点をフィードバックして2号作を作ります。
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