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     第85作
                    七宝編み花籠
                                 H29・7月

 日本伝統工芸展出品作を必死に作り終え、発送しました。時間が出来たところで暫く七宝編みなど勉強します。
 素材は丸芯(1o)の籐ヒゴですから、竹工芸と言ってはいけないかもしれませんが。

 大先生の見本を教材にしてやってみます。

  

 着物の柄に「七宝紋」がありますが、それをイメージした編み方と思います。

 籐ヒゴの取り回しは図の通り。青ヒゴが一段目、反時計回りで進めます。胴一周したところで完結し、新たなヒゴで2段目を絡めていきます。ヒゴの交差部分は掬う・押さえるが連続することになります。編み方はすぐマスター出来ますが、竹ヒゴの編みと違って絡みが弱く不安定ですので、一回し分のハート型の大きさや、隙間加減が大変難儀です。

   

 型は発泡スチロールの小片(梱包資材)をビニール袋に詰め新聞紙で丸め、ガムテープを張ったお粗末なものです。練習用と思っていましたので、このあたり少々手抜きになり、結局いいものにはなりませんでした。菊底編みの底を取り付ける予定でしたが、それ程のものでもなく気合が入りませんでしたので、取りあえず形が出来たところで初回作は終わりとします。編み手順は覚えました。


 型から外す前に目を揃えた後、バラケないようにウルシを一塗りしました。

 何ヵ所か編み間違いがありました。

 底を切り取って、発泡スチロールを取りだしました。
 次回作ではもう少し精度の高い「型」を作るよう考えています。

 型を抜き取ってから仕上げウルシを施します。生ウルシに「錆び粉」を練り混ぜ、つや消しで仕上げました。



  縁枠取付け
 胴回り一段目は編み始めのため、上部半分が不完全です。赤ヒゴ、紫ヒゴを編み込んで空間を埋めてから縁枠に縛ります。


 練習用の試作はこれまでです。

   
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