材料の調達(竹の切出し)
材料の竹はもちろん竹屋さんで買えばいいのでしょうが、自分で切り出してくるのも楽しい遊びの一つと思います。ついでに地表に這い出した根っこなども一緒に採取してくれば、後日いろいろな所に使えて重宝します。 |
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竹の切出しの時期は11月〜1月の生育が止まっている時が切り時と言われています。春先になると水揚げが激しくなって良くありません。また、この時期は糖分も少ないようです。糖分が高いとカビたり虫に入られ易くなるようです。今までにも、放置した竹をいざ使おうとして割ってみたら、身の部分をしっかり食い荒らされていたと言う事がしばしばです。中からは2、5センチ程の白い幼虫がゴロゴロ出てきます。このようにしないためには、油抜きをしてから天日干しをして乾燥させた後、家の中に保管したほうがいいようです。光沢が出て色は象牙色になり、えもいわれぬ美しさがあります。 竹にも個性があって、曲がりのひどいもの、節が高いもの色々ですが、素直なヒゴを作るためにはなるべく真っ直ぐで、節は低く、節間の長い竹が良材となります。ただ、使い途によっては曲がりやら節を生かした作品も趣がありますが。
切ったばかりはかなり水分を含んだ青竹ですが、陰干ししてある程度水分を抜いてから油抜きをし、天日に晒します。完全に乾燥させて材料とします。この状態でかなりの長期間保存できると思います。 |