| ◆ミュンヘンの食事&お酒◆
 
 冒頭にも書いたように,ミュンヘンではビアホールにしか通っていない(笑).
 それもそのはず,ミュンヘンには6つの大きなビール会社があり,どこも直営のビアホールを持っているのである.
 種類も日本でおなじみのPils以外にも,褐色でコクのあるDunkle(夫のお気に入り),小麦で作るWeizen(私のお気に入り)があるので,いろいろと楽しむことができる.
 お酒好きにはたまらない街である.
 
 
 ●ラーツケラー(新市庁舎の地下)
 
 何とマリエン広場の新市庁舎の地下にあるビアホール.
 ミュンヘン到着後,最初に行ったお店.
 ここではレーベンブロイのビールを飲んだ.
 まずはジョッキで乾杯!ドイツ語のメニューを見てもよくわからない.
 特に最初の文字が飾り文字だったりすると,何が書かれているかわからないのである.
 結局,ソーセージ盛り合わせやサラダ,ステーキなどを頼んだ.
 こちらの人達は料理をシェアする習慣がないみたいであるが,シェアしたいと店員に言ったら,快くお皿をくれた.
 私が市庁舎の職員だったら,毎晩飲みにいきたくなるようなお店.
 
 
 ●ホーフブロイハウス(ミュンヘン三越近く,9 Am Platzl)
 
 ミュンヘンで最も有名なビアホール.
 よく日本のツアーでもここに寄るらしい.
 1589年に宮廷用醸造所として建てられた建物が,ビアホールに改造されたという由緒をもち,ヒトラーがここでナチスを旗揚げしたことでもよく知られている.
 1階は7000人収容のビアホール,2階はビアレストラン,3階は大ホールとなっており,私達は1階で飲んだ.
 お昼に行ったのであるが,客のほとんどは1リットルジョッキのビールしか飲んでおらず,つまみはほとんど食べていない.
 絶対つまみがないと私はあんなに飲めないけどな...
 私達は1リットルDunkelをそれぞれ頼み,ソーセージ,ハムステーキ,サラダをつまみにした.
 ハムステーキはドイツ語がわからず,適当に頼んだものであったが,これが絶品.
 ビールにとても合う.
 
 
    左手前がハムステーキ.これは病みつきになる.また,1リットルビアジョッキは顔よりも大きい!
 
 途中で,生演奏が始まり,お客も歌ったり,机を叩いたりして盛りあがっている.
 まるで,ソーセージのCMを見ているかのようであった.
 私は,ドイツに来る前はビール1リットルは飲めなかったのであるが,こちらに来てからはビールが美味しいこともあり,飲んでしまうのであった.
 さすがにお腹が一杯になる.
 またこれだけ連日飲んでいるとお腹も出てきたような気が...
 ほんとに満足なお昼の宴会となった.
 私達はその後,ホテルに戻って昼寝をした.極楽極楽...
 
 
 ●レーベンブロイケラー(Uバーン STIGLMAIERPL駅近く)
 
 昼寝から目覚めたら,もう夕方になっていた.
 そこで,夕食を..ということで,日本食レストランへ向かったが,お休みであったので,レーベンブロイ直営のビアホールに行った.
 重厚な造りのお店の入口には黒のBMWが停まっていて,ボンネットには立派な花束が飾られている.
 お店の中では結婚式のパーティが盛大に開かれていたのであった.
 そこで,一般の客はガーデンで飲んでいた.
 ここでももちろん1リットルジョッキのビールを頼む.
 食べ物は一度食べたかった名物の豚足の塩茹で,サラダ,プリュッツェル.
 私はまだお昼のお酒が残っていたが,料理もビールも美味しかった.
 
 
 ●アウグスティナーケラー(中央駅近く,52 Arnulfstr.)
 
 6大ビール会社のひとつアウグスティナー直営のビアホール.
 ホールの規模は小さいが,5000人収容のビアガーデンがある.
 初め入口付近のガーデンで飲んでいたが,雨が降ってきたのでホールに移動した.
 隣りのテーブルに現地在住の日本人男性が1人飲んでいたので,いろいろと話を聞いた.
 彼はここのビールが一番好きだそうだが,私達も同感であった.
 ここのビールはコクがあって,本当に美味しい.
 もちろんドイツのビアホールで飲んだビールは日本のビールより美味しいのであるが,このお店が一番だと思った.
 
 
 
 ◆復路◆
 
 空港までは直通の電車があるので,大変便利である.
 フランクフルト経由で帰国したのであるが,ルフトハンザ航空の待合室はエコノミークラスの客でもお菓子,パン,果物,コーヒーが好きなだけ飲食することができた.
 チョコがコーティングされたお菓子が美味しかったのでたくさん食べてしまった.
 帰りの機内でも最後とばかりにドイツビール,ワインを思いきり飲んだのであった...
 
 
 
 ◆所感◆
 
 初めてのヨーロッパ旅行.
 やはり,建物などにも歴史の重みを感じ,景色を見ているだけで満足である.
 ローマは少し騒々しく,ミュンヘンの方がのんびりとできたような気がする.
 しかしながら,今回の旅行でかなりのアルコールを口にした.
 肝臓に悪い旅ではあったが,楽しかった.
 さらに,ラッキーなことにドイツチームの優勝を祝うことも出来て嬉しかった.
 ただ,今から考えるとあんなホールに行ったのは怖いもの知らずだったなあ,と思う.
 また,ヨーロッパお酒の旅がしたいものである.
 
 
 
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