| ◆2日目(その2)◆
 
 ●<水月のジムで運動>
 夕食のゴードン・ラムゼイに向けて,お腹を空かすため,スパ&フィットネス「水月」のジムを利用することにする.
 受付でジムを利用する旨を伝えると最初にロッカールームや施設を案内してくれた.
 宿泊者はこの施設が無料で利用できるのは嬉しい.
 ロッカーはキーではなく暗号式だったので,ちょっと戸惑ってしまった.
 ジムはシティ側にあり,ビルで働く人を見ながらトレーニングすることになる.
 またプールはジムの下にあるので,プールの様子もよく見る事ができる.
 プールはかなり混雑しているようだった.
 ジムのスタッフは皆さん親切な方でマシンの利用法やトレーニングの仕方を丁寧に教えてくれた.
 ジムはそれほど広くはないが,私達の運動には十分な設備であった.
 トレーニング後にロッカールームに併設のジャグジーをチェック.
 一人ずつ入るタイプの浴槽が4つ放射状に設置され,優雅な感じである.
 
 部屋に戻り,コンラッドあひると一緒にお風呂に入る.
 あまりにも空腹になったので,夕食の予約時間を早くしてもらうことにする.
 このホテルは「スターサービス」という24時間いつでも宿泊客の要望に応えるデスクがあり,こちらに電話をする.
 レストランの予約は無事,変更してもらうことができた.
 
 
 ●<ゴードン・ラムゼイでの夕食>
 18時30分からロビーフロアの28階にある「ゴードン・ラムゼイ atコンラッド東京」で夕食.
 ここでの夕食もこのホテルの宿泊の最大の楽しみの一つであった.
 ミシュラン三ツ星に輝くロンドンのシェフ,ゴードン・ラムゼイのレストランである.
 手前がカジュアルなレストランのセリーズであり,こちらを通り,オープンキッチンの横を抜けると目の前には高層ビルが間近に見え,この時間であると働いている人達の姿がよく見える.
 窓際の席は既にほとんど人が埋まっており(窓を背に座るようになっている),私達は一番内側の席であった.
 客層はお仕事帰り風のカップルが多かった.
 お仕事帰りにこんなお店に立ち寄れるなんてとても憧れてしまう.
 自分の仕事帰りでは絶対にありえないシチュエーションである.
 
 料理はコース料理のみで数種類あったが,私達は前菜,メイン,デザートを選ぶ事ができる3コースメニュー(9,500円)とボトルワインを注文した.
 実はデザートの中にチーズ各種もあったので,これに決めたのだ.
 最近,年のせいかデザートはあまり食べなくなり,どちらかというと食事の最後はチーズということが多くなった.
 特に青カビのチーズに蜂蜜をつけて食べるのが大好きで,これがデザート代わりになっている(笑).
 また,お料理の値段がそれなりだったので,ワインの値段は覚悟していたのであるが,意外にお手頃なものもいろいろとあった.
 お料理は最初に軽いおつまみ,冷たいスープのアミューズがあった.
 パンはわかめ入りやベーコン&オニオン入りなどがあって,どれも美味しかった.
 その後,前菜が出され,夫が選択したのが,オマール海老のラビオリ,私がまぐろとカジキのカルパッチョであった.
 私のカルパッチョはカジキとマグロが交互に並べてあり,チェック模様になっていた.
 その上にキャビアが所々に散りばめてあり,見た目には楽しい.ただ一皿のボリュームはかなりあるので,飽きてきてしまった.
 夫のオマール海老は美味しかったらしい.
 メインは夫が子羊のグリル,私がいさきのポワレで随所に手が込んだ様子が感じられ,普通に美味しかった.
 夫の子羊は臭みもなく,上手に調理されていたとのこと.
 そして最後にチーズ.
 ワゴンで運ばれてくるが,種類も多く(私達の地元ではなかなかこれ程の種類はお目にかかれない),どれにしようか嬉しい悩みとなった.
 チーズに添えられるのは良くあるドライフルーツではなく,生のマスカットと巨峰であった.
 レーズン入りブレッドもあった.
 この時,チーズに合うグラスワインをお任せし,夫と私と違う種類のワインを注文.
 やはり,このチーズタイムはとても幸せである.
 しかし,このレストランは席数の割にスタッフの数が少ないのか,お客さんが増えてくるとパニック状態になり,値段の割に十分なサービスを受けられなかった.
 やはりオープン当初は仕方がないのかもしれない.
 合計約32,000円.
 
 
 ●<バーでお酒タイム>
 食後は同じフロアにある「トゥエンティエイト(28)」でお酒タイム.
 昼はアフタヌーンティが楽しめるようだが,夜はライブ演奏が行われるバーになる.
 窓際の席を用意してくれており,夜なので手前の公園は真っ暗で景色が良く分からないが,お台場の方の夜景は綺麗であった.
 席は満席でとても賑わっていた.
 カクテルは様々な種類のマティーニがあり,それなりのお値段であった.
 私と夫は普段,よく飲んでいるカクテルを注文したが,どちらも飲み慣れていない人でも飲めるような優しい味であった.
 おつまみも付き,チャージが一人1,500円くらい?かかるが,宿泊客は無料とのこと.
 1杯だけ飲んで部屋に戻る.
 
 
 ●<コンラッドベアに対面&部屋でまたお酒>
 部屋に戻るとベッドに小さなクマがいた.
 このコンラッドベアはアジアのホテルにはいろいろなタイプがいるそうであるが,オーストラリアとヨーロッパのコンラッドにしか宿泊したことがない私は初めて遭遇したのでちょっと感動.
 このクマはピンクでカエルのプリントがついているというちょっと不思議なデザインであった.
 チェーンがついているのでキーホルダーにもなるタイプである(ちなみに翌日,ショップに行ったらコンラッドベアは四季をイメージして作られているので4種類あり,1,260円で購入できるそうだ.ちなみに私のところにやってきたクマは夏バージョン.他のデザインについてはトップページの「最近のお気に入り」をご覧下さい).
 お酒がまだ飲み足らないということで,ミニバーにあるウィスキーを飲む.
 意外にミニバーの料金が安かったので驚いた.
 グラスや氷が無いのでスターサービスに電話して持ってきてもらうものの,ミスが多く,結局,スタッフは3往復くらいしていた.
 
 明日の朝食はルームサービスで食べようということでメニュー表に記入し,ドアノブにかけておいた.
 朝食券(3,500円相当.この後変化があったようでもう少し安くなったらしい)との差額を支払えばOKとのことなので,豪華に「シャンパンブレックファースト(6,800円)」にする.
 とても楽しみである.
 私はすぐに寝たが,夫はしばらく起きていたようだ.
 
 
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