使用例1

例えば図1の機構は図2のようなベクトル三角形で表されます。今クランクが反時計回りに単位時間あたり360°の角速度で回転しているとします。「TriCalc」に図3のように入力して計算ボタンをクリックすれば、Bの角度とCの長さに関する未知数が計算されて図4のように表示されます。また計算して得られた三角形が図5のように表示されます。

図5の三角形の各辺にDXFファイルから読み込んだ部品図(ガイド、スライダ、クランク、コネクティングロッドの4図)を貼り付け、三角形を隠したものが図5(b)です。

図1のP点の変位、速度、加速度は図2のベクトルC1の長さ、長さの変化速度、変化加速度で表されます。これを入力表から抽出して表示したものが図6です。図3にある「形状条件」は、解の組み合わせが複数あるとき、どれをとるか決めるものです。

クランク角度に相当するベクトルA1の角度を例えば0°から16°おきに360°まで自動増減計算すると図7のような一覧表が作成されます。図7のデータを図8のようなグラフにすることもできます。図8ではグラフ画面の編集機能を用いて、変位と速度をそれぞれ縦方向に拡大し、編集して表示しています。

図1の機構の任意の点の変位、速度ベクトル、加速度ベクトルも、ベクトル三角形を追加することで計算できます。

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