小児リハビリテーション

小児分野では平成16年8月のあさい病院開院時より専用のリハビリ室を設け、小児リハビリテーションに取り組んでまいりました。治療用遊具・器具などを取り揃え、より充実したリハビリテーションを提供しております。地域の病院として、お子さまの未来を育むためにお役に立ちたいと思います。
対象となる疾患は自閉症スペクトラム、脳性麻痺、ダウン症候群、精神運動発達遅滞、重症心身障害児、機能性構音障害などです。小児リハビリテーションの対象に該当するかについては、お気軽にリハビリテーション科までお問い合わせください。適切なリハビリテーションをできるだけ早期に始めることで、お子さまの発達を促していきたいとの考えから、学童期以下(特に未就学)のお子さまを優先しておりますことをご了承ください。
リハビリテーション科 主任 浅野 亜希子
訓練・指導

作業療法
身体と心の両側面に対して作業活動を用いてアプローチします。日常生活に必要な動きの獲得や良い姿勢での活動、触る・見る・聴くなどの感覚への働きかけを行います。お子さまの「できた」という気持ちを大切にしています。

理学療法
這う、立つ、歩くなどの基本的動作の獲得や姿勢を保つ、姿勢を変えるなどの動作訓練を主に行います。また関節の変形予防や筋力の増強、装具による歩行練習なども行います。

言語聴覚療法
言葉を理解し、伝えようとする能力のほか、発語器官の機能に対してアプローチを行い、コミュニケーション能力全般の獲得を促します。また食べる機能に対してのアプローチも行います。

講演会
「みんなで育もう子どもの未来」をテーマとして、お子さまが生き生きと暮らしていくためのヒントとなるような講演会にしたいとスタッフ一同で企画し、毎年開催しています。