ともさんご夫婦のテニアン・サイパン旅行記 2004.3
準備編 テニアン編(1) テニアン編(2) サイパン編(1) サイパン編(2)


食事

 

 ホテル以外で食べるところはないので、食事は全てホテル内でとなる。
朝食は「ブロードウエイ」でのバイキング、夕食は「嵯峨野」で鉄板焼を、
「ダイナスティーコート」で広東料理を食べた。

 「ブロードウエイ」の朝食バイキングのラインアップは、日本の普通の
シティホテルのものに近く、若干中華風。
お粥とピリ辛の春雨があるので大満足。
時差がなく通常の食欲もあるので美味しくいただけた。

 「嵯峨野」での鉄板焼はまあまあ、メインのプライムビーフは見た目は
立派だが、仕上がりは豚の生姜焼き風。
もう少し焦げ目をつけるとか、蓋をかぶせて蒸すとかパフォーマンスに
工夫できないかなあという感じだが、ぎこちない手さばきを見ると
無理だろうなあという気がした。
ただ、勧められたボトル20ドルの赤のオーストラリアワインはおいしくてよかった。

 同じカウンターで韓国人のご家族5人とご一緒したが、「アツカン」(熱燗)を
飲んでいたのは何か不思議な感じだった。
日本人が中華料理屋で紹興酒を飲むようなものだろうか。

 精算時に、店員さんから「クーポンを下さい、えっ持ってない?、25ドル引く緑色の
クーポンですよ、あっ持ってないんですか」と言われたのは、
何か通常より25ドル高く払ったようで後味が悪かった(笑)。
一体どこで配っているのだろうか(パックツアーに付いているものか?)。
トータルで100ドルくらい(本当なら75ドル)。

 「ダイナスティコート」では、エビを揚げたもの<マヨネーズ風>、アワビの
オイスターソース風味、四川風チャーシュー麺を食べた。
エビとアワビはまあまあ美味しかったが、チャーシュー麺の麺が粉っぽくて
ボソボソしていてとても食べられるものではなかった。
ホテルが香港資本なのに、メインダイニングの中華の麺がこのレベルとは
何事か、「渇!」という感じだった。
時間帯にもよるだろうが、客もぱらぱらと数組だけで、日本人ばかりというのも
頷けた(因みに、このホテルの日本人客率は2割とのこと)。

 ここでもオーストラリアの赤ワインを飲んで、トータル90ドルくらいだった。

 

 

カジノ

 

 カジノは今回の旅行の楽しみの一つではあったが、スロットマシンはほとんど出ない、
クラップスもオープンしていないことが多いとリゾカジcomなどで読んでいたので、
あまり期待はしていなかった。

 ブラックジャックをメインに、新たにミニバカラ、シックボー(大小)にチャレンジしようか
くらいの気持ちでのぞんだ。

 

〔初日〕

 カジノは1階のロビーコーナー奥にある。まあまあ広くて、壁に宗教画のレプリカ(?)が
ぐるっと飾ってあり、一見安っぽくも感じるが全体的にはまあ高級感はある。
強いて例えるとラスベガスのベテチアン風(誉めすぎか)。

 スロットマシン・VPは、1ドルコーナー、25セントコーナー、10セントコーナーとある。
全部で100台くらいあるだろうか。

テーブルは、ブラックジャック3台(ミニマム25ドル・10ドル・5ドル)、ルーレット2台、
シックボー2台、ミニバカラ3〜4台、パシフィックポーカー3〜4台(初めて見たゲーム)。
その脇に特別コーナーのようにバカラが6台くらい。
その他、使われていないテーブルが2コーナー程ある(その中に使われていない
クラップスが1台)。

 とりあえず、シックボーで100ドルバイイン。
3つのサイコロを振って出た目の合計数が大(11〜17)か小(4〜10)かを当てる(当たると2倍)
のを基本にその他いろいろな出た目を当てるゲーム。
大、小がミニマム5ドルで、その他の合計数、ゾロ目などのコーナーは2ドルからベットできる。

 しばらく見ていると、ずっと「大」が続いたり、ずっと「小」が続いたりしている。
基本的に出た目と同じほうにチビチビと賭けていると当たったり、外れたり。
この手のゲームは大、小といった基本のところに賭けるのが得策で、個別ベットは当たると
倍率が多いが控除率が高く損なのだが、どうしても賭けたくなってしまう(笑)。

 大小で少しプラスになると、その分を個別ベットにまわしてしまうが、「合計数15」(18倍)
とか「合計数6」(同じく18倍)とかが当たったりすると何ともいえず嬉しい。
結局、今回、一番大きかった「エニイ・トリプル(6通りのゾロ目)」(24倍)の10ドル賭けが
当たった時は、「よっしゃー」が出てしまったが・・・賭け方が荒くなると、外れが多くなり、
プラス分もだんだん減っていく。

 結局、この100ドルが無くなったところで終了。

 

 夕食後、ブラックジャックの5ドル台に。100ドルバイイン。

 日本人4〜5人とご一緒にプレイ。
勿論ルール、基本的な戦術は知っているが、ベーシック・ステラトジーどおりにプレイする人は
ほとんどなく、ディーラーのアップカードが10の時、15、16でヒットする人は皆無。
これがラスベガスとは違うところ。

 じゃあそれで何か損を被ったかというとそんなことはなく、一進一退を繰り返す。
2時間近くたってもイーブンでいるのはそれなりに気分はいい。

 しかし、途中で入れ替わった日本人の社員旅行のグループがフェリーの時間で帰ると、
ディーラーと1対1の勝負になってしまう(負けパターンだ)。

 徐々に減ってきて、残り70ドル、もうダメだ止めなきゃと思い最後と賭けた20ドルから、
怒涛の連勝(?)が始まった。
勝った後、ベットを30ドルに増額し、それからダブルダウン2回を含む8連戦(くらい)
となった!その後、2回負けたところで精算してもらうとブラック3枚に。
こんなこともあるんだなあ。
恥ずかしながら、私にとって生まれて初めてのBJでの勝利(プラス)。

やったーと思い、ふと顔を上げると白人のピットボスがこちらをのぞき込んでいて
目が合った。
「信じられない、すごいね」とか大袈裟に言っていたが、カウンターと思われたのかも
しれない(笑)。

 まだ、夜の10:30と早いが、たった100ドルだがプラスになってるし、
少し眠くなってきたのでもう寝ることにする。

 

 今回は、5月末のラスベガス旅行が決まっていたことも影響して、資金は
ラスベガスに回そうという意識があり無理はしなかった。
1,500ドル用意していたが、予定変更で負けても300ドルまで、目標現状維持
という気持ちになっていた。

 

 

〔2日目〕

 朝5時に目が覚めたのでカジノをのぞきにいってみると、バカラだけ4台に人が
結構残っていていた。
2台がおそらく中国系、2台が日本人。
後ろでのぞかせてもらったが、日本人の台のうち1台は平均300ドルくらいのベット、
もう1台は平均500ドルくらい、勝ちが続くと1,500ドルとかベットしていた。
ラスベガスでも日本人はほとんど見たことがなかったので、リゾカジcomなどで
読む日本人の高額賭博というのはこれかーと見入ってしまった。

 この位、高額を賭けないと痺れるような面白さは分からないんだろうなあと思う。
私は、ミニバカラもどうもプレイする気がしなかったので結局、今回も
やらずじまいだった。貯金してからにしたい。

 BJなど低額のテーブルもあったが、誰もやってないので、部屋に帰ってまた寝る。

 

 島内観光、タガビーチでのシュノーケリングの後、夕方からカジノタイム。
しかし、BJの5ドルテーブルも10ドルテーブルも満席。

 早めの夕食後、戻るが、まだ満席なので、仕方なくシックボーをプレイ。

 ここでは、「合計数6」が3〜4回当たり(今回は6がラッキーナンバー)、また、
「エニイ・トリプル」も1回(5ドルベット)当たり周りの中国系の観衆から喝采を
いただくが、部屋番号の「666」のゾロ目(150倍)にこだわってしまい、
徐々にチップがなくなっていき、結局、100ドル負け。

 

 ちょうどBJの席が空いたので参加。
かなり長い時間楽しめたが、結局、200ドル費やして終了。
今日は0:00過ぎに寝る。

 

 土曜日の夜なのでカジノの客数は昨日の100人弱よりも多く、200人くらいと
いったところか。
全てのテーブルが満席で観客が取り囲むような盛況だった。

 

 因みに、妻がスロットマシンにチャレンジしたが、やはり全く出ないとのことだった。

 プレイしている人もまばらだったが、土曜日の夜に日本人風の若者が
プレイしていた1台だけがものすごく出ていた。
テーブルサイドから見て左から2番目の1ドルスロットで最高で2,000ドル以上
出ていた。
サクラじゃないかと妻と話していたが、そうでもなさそうだった。

 

 

〔3日目/移動日〕

 ビーチを散歩した後、出発前の最後の1時間半をカジノで遊ぶ。

 

 おそらくバカラの徹夜明けか、マックスの200ドルベットする日本人3人と
一緒に(私は10ドル)プレイ。

 ここのBJは、何式というのか知らないが、ディーラーの2枚目は、プレイヤー側の
ヒット・スタンドが全て終わってから、引くので、最終コーナーの人(私)のプレイが
かなり注目を浴びる事になる。
私はほとんどベーシックどおりなのでプレッシャーは特に感じなかったが、ディーラーの
ヒット・スタンドが終わると、ヒソヒソ声で、「あそこで引いてなければブツブツブツ・・・」と
いうのが聞こえてくるので、気になるといえば気にはなった(笑)。

 

 結局、イーブンで終わったので、3日間トータルはマイナス200ドルとせこい負けで終了。

 

 妻は、なんだかんだで全くつかず450ドルの負け。
ラスベガスで負けた時でも4日間で400ドル〜500ドル程度なので、最悪の負け(?)
だったらしい。
「早くラスベガスで5セントスロットがしたい」と嘆いていた。