ともさんご夫婦のテニアン・サイパン旅行記 2004.3
準備編 テニアン編(1) テニアン編(2) サイパン編(1) サイパン編(2)



V.サイパン編

 

移動

 

 13:00テニアン港〜13:55サイパン港

 

 ダイナスティホテルが運航する高速フェリー(宿泊者は無料)で移動。
ものすごく揺れるので酔い止めが必要という情報も読んだが、今回は
そうでもない。
ただ、最後のほうは跳ねるような感じで進み、確かに海が荒れる時は
酔うかもしれないと思った。

 港からはホテルの無料送迎。道路は、舗装された片道2車線なので
テニアンとは違うなあと感じる。
7〜8分でホテルに到着。

 

 

ホテル(マリアナ・リゾート&スパ)

 

 マリアナ・リゾート&スパは、コテージの地域、一般部屋の棟が建っている
地域の他に、ミニゴルフ場、カート場、乗馬コーナーなどがある
総合レジャー付きの広大なホテル。

 受付の説明が日本語なのは安心。
ロビー棟からは、ゴルフ用のカートで宿泊棟まで送迎してくれる。
移動の際は電話で呼んでくれとのことだったが、歩いても2〜3分なので
その後は利用しなかった。

 部屋はオーシャンビュー。
ラナイから、遠浅の海のずっと先に波が立っているのが見える。
部屋は十分広い。
トイレは別室、シャワーブースがバスとは分かれているので快適だ。

 

 宿泊客の8〜9割は日本人だろうか。
サイパンはアメリカ自治領の北マリアナ諸島に属しているが、とにかく
日本人客が多く、日本人を意識した表示、サービスが多い。

 

 このホテルは、従業員の感じもよく何も文句はないのだが・・・
立地上、何かハード面でリゾート感に欠ける感じがする。
部屋、接客面で不満がないのにケチをつけるのは気が引けるが、立ち寄った、
ガラパン地区にある「第一ホテルサイパン」やマリアナの近隣に位置する
JAL系の「ニッコーホテルサイパン」はいかにもリゾートホテルという
雰囲気がある。
ロビーの開放
感〜敷地内のプールの雰囲気〜それから続くビーチへと
一体感があるのだが(ハワイのワイキキビーチと同様のホテルの雰囲気)、
マリアナは、ロビー棟が小さく(前身ホテルの名残?)、プールも
朝食バイキングで使われるパセオの窓前ととても泳いだり、
水着で横たわる状況にない。
また、ホテル敷地から海へは急斜面に落ち込んでいて、海へも行きにくく
ビーチは狭い。

 それでも以上の3つのホテルの中で人が最も多く見えたのはマリアナで
あるが(というか、第一ホテル、ニッコーホテルはガラガラだ)。
リゾート素人なので断言出来ないが、マリアナは家族向けのレジャーの
雰囲気が強く、洗練されたリゾートとしてはイマイチの感があった。

 

 

スパ(Mandi Asian Spa)

 

 ラスベガスのルクソールで体験したSPAがとてもよかったと妻がいうので、
それなら私もと、ホテル内施設のスパにチャレンジすることにした。
いろいろとコースがあったが、ここは経験者である妻に選んでもらい、
2番目に高いデラックスコース、80分、100ドルを事前に予約していた。

パンフレットによると『ヨーグルトパックを施した後、ゆっくりとシャワー・
フラワーバスをご利用頂きながらハーブティーをお召し上がり頂けます。
タップリとリラックスされた後全身をアジアンブレンドマッサージで揉みほぐし
至福の「癒し」を味わって頂きます。』というもの。

 

 結論から言うと、はじめのヨーグルトパックとフラワーバスは不要だった。
しかし、このコースでないと、いかにもリゾート地のマッサージというこの海の
見える露天風呂付きコテージ風のマッサージ棟を使わないので(スパ内の
共同マッサージルームを利用)、アジアンブドマッサージだけだとムード不足と
感じたかもしれない。

 しかし、後半のアジアンブレントマッサージはとてもよかった。

 体内の老廃物を押し出すようなマッサージで、事前アンケートで強め希望と
したこともあるが、かなり強い。
背中、肩のマッサージでは息が止まりそうなくらいの強さである。
国内でもたまに台湾式足裏マッサージに行くのだが、男性と比べて女性の
マッサージ師だと若干圧しが弱く満足できない。
しかし、このスパではマッサージは全員女性がやっているが、問題なくとても
圧しが強い。
特に足、顔、頭のマッサージは気持ちよく極楽だった。

 初めて受けてみて意外だったのは、これまで体験してきた日本での
マッサージと、このスパでのマッサージとが基本的に同じ内容だと
いうことだ。
妻にルクソールでのマッサージとの違いを聞いたが、石を使うというコースの
違いを除けば、内容はやはり同じとのこと。
内装、音楽などの雰囲気作り(ルクソールの方が明るい)や使うオイルなどは
異なるらしい。

 考えてみれば当たり前かもしれないが、欧米、リゾート地のスパでのマッサージ、
日本のエステやサウナでのマッサージ、台湾式足裏マッサージなど名称は
違っても世界中で実施されていて好まれるマッサージは同じものなのかも
しれない。

 このような内容であれば特に構えることなく、これからも気軽にサービスを
受けたいと思った。