阿寺渓谷(長野県木曽郡大桑村)

柿其渓谷に続いて隣接の阿寺渓谷にも出掛けた。
水の透明度の高さにおいては、どちらも互角と言えるが、阿寺渓谷の方がハイカーが多く、人気があるように感じた。
砂小屋キャンプ場までは舗装道路ではないが、車を乗り入れることができる。ただし、この細い林道を材木を満載したトラックもしばしば通るので要注意。
昭和40年森林鉄道が廃止され、ガードレールの一部にはそのレールが利用されている。また、道路を横切る排水溝の蓋にもレールが使用されていた。不要品の利用というよりも、関係者は森林鉄道の名残を少しでも留めておきたかったのかもしれない。というのは、渓谷の入口にある森林鉄道廃止の際に建てられた記念碑がそんな思いを伝えているからである。
中部電力は、この阿寺川にダムの建設を計画したが、2004年に地元の反対のため中止となった。そのお陰で、我々は今この清流を堪能することができ、建設中止の選択には感謝したい。
帰りに、すぐ近くの阿寺温泉で疲れを癒すことができるという「おまけ」までついている。
なお、この付近の中山道ウォーキング記録はこちら

コース:駐車場→16分→@の地点→30分→Aの地点→40分→Bの地点→55分→Cの地点
     →1時間50分(帰り)→駐車場
     駐車場→13分→Dの地点(展望台)→12分→駐車場

日付:平成19年11月13日(火)
天候:晴れ
所要時間:往復4時間36分(休憩時間を除く)
歩行距離:往復16.8km


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度39分41秒 東経137度37分13秒  標高499m】。フォレスパ木曽の駐車
     場。
   @の地点【北緯35度40分09秒 東経137度37分23秒】。阿寺渓谷への道標あり。
   Aの地点【北緯35度40分36秒 東経137度36分48秒】。廃止された森林鉄道の鉄橋がある
     が、かなり腐食している。
   Bの地点【北緯35度41分10秒 東経137度35分58秒】。駐車場とトイレあり。広場のはずれに
     島木赤彦の句碑がある。
     時間に余裕がない場合は、この地点まで車を利用して、ここから砂小屋キャンプ場まで歩
     いても渓谷を充分満喫できる。ただし、樽ケ沢への入口には「熊に注意」の看板があったの
     で気は抜けない。
   C砂小屋キャンプ場【北緯35度42分05秒 東経137度34分48秒  標高764m】。道路脇に設置
     されたいくつかの木舟に山側から水がふんだんに流れ込んでおり、キャンプにはかっこうの
     環境だ。その水は「美顔水」と命名されている。
     出発点の駐車場とこの地点の標高差は300m近くあるので、帰りは下る一方で時間はそ
     れほどかからない。
     ここまで車を乗り入れることができるが、この先は一般車両は進入することができない。
   D展望台【北緯35度39分49秒 東経137度37分01秒 標高590m】。四阿があり、駒ヶ岳、宝
     剣岳などの中央アルプスが一望できる。
   
   

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