中山道<美乃坂本〜落合川>(岐阜県中津川市)
岐阜県内の中山道については東海自然歩道と重複している区間および美乃坂本までは既に歩いた。そこで、今回はさらに東へ足を伸ばしてみることにした。
このコースでも高札場跡、一里塚跡、常夜灯などの江戸時代の名残が数多く残されていた。中津川宿の旧脇本陣の跡地にある歴史資料館にも立ち寄ってみたが、ここには古文書ばかりが陳列されていた。
また、ロビーには、バーチャル映像が流れていて、この脇本陣と道路を挟んで向かい側に本陣があり、その道路中央部には当時は用水が流れていた様子を放映していた。確かに、今回歩いた道筋ではずっと涼やかな水の音を聞こえていた。
桝形の街並みは、この中津川の宿場でも残ってはいたが、大井宿の方が素朴で好感が持てた。
中津川の市街地を抜け、東へ向かうと急な上り坂が時々現れるようになり、木曽へ近付いていることを教えてくれる。
帰りはJR落合川駅から美乃坂本駅まで列車を利用した。
コース:P駐車地点→38分→@の地点→40分→Aの地点(上宿休憩所)→34分→Bの地点
(中央橋)→3分→Cの地点→20分→Dの地点(茶屋坂高札場跡)→23分→Eの地
点(休憩所)→30分→Fの地点→20分→Gの地点(落合川駅)→列車利用(6分)→
Hの地点(美乃坂本駅)→10分→駐車地点
日付:平成18年12月10日(日水)
天候:晴れ
所要時間:片道3時間38分(休憩、列車利用時間を除く)
歩行距離:片道14.6km(列車利用区間を除く)
コース地図を開く ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
(初期値は1/10000) 表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
場合はこちらの「8」参照
なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。
(移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。
2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
い。
地図の呼び出し方について、詳しくはこちら
6.留意点
(1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
ある。
(2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
(3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい
る)。
(4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。
******************************************************************************
(各地点の説明)
P 駐車地点【北緯35度28分25秒 東経137度27分07秒】。「坂本立場跡碑」脇の路肩のふ
くらみに駐車。
@の地点【北緯35度28分36秒 東経137度28分16秒】。坂本神社への参道入口。この参
道沿いには常夜灯、松風義校(千旦林<せんたんばやし>学校)跡、与ケ根弘法堂がある。
ここの神主は参拝者に気さくに声をかけてくれ、「旅人」への心遣いが感じられた。
A上宿休憩所【北緯35度29分06秒 東経137度29分22秒】。ベンチ、トイレあり。
B中央橋【北緯35度29分38秒 東経137度29分59秒】。下に川が流れているのかと思った
ら、「遊歩道公園」になっていた。
Cの地点【北緯35度29分39秒 東経137度30分04秒】。うだつのある街並み。
D茶屋坂高札場跡【北緯35度30分01秒 東経137度30分28秒】。ここには、間元矩(もとの
り)の碑、芭蕉の句碑もある。
E休憩所【北緯35度30分18秒 東経137度31分02秒】。市街地より40mほど高い位置にあ
り中津川の中心部を見渡すことができ、トイレと東屋がある。「旅人」にとってはほっと一
息つける場所だ。
Fの地点【北緯35度30分45秒 東経137度31分35秒】。この十字路を少し東へ行くと(おが
らん橋の北詰)、おがらん四社(4つの神社を併せて祀ってある)、落合五郎兼行の屋敷
跡(発掘調査結果ではその痕跡は発見されていないが)がある。
なお、解説板によると「おがらん」とは、「大伽藍」からきていると推察される、とある。
G落合川駅【北緯35度31分30秒 東経137度31分47秒】。
H美乃坂本駅【北緯35度28分45秒 東経137度26分58秒】
トップへもどる