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 診療内容は下記の通りとなっています。


  ・ 一般内科
  ・ 糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病
  ・ 循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科
  ・ 各部レントゲン検査、胃透視検査、注腸検査
  ・ 超音波検査(腹部、心臓等)
  ・ 内視鏡検査(胃、大腸)、各部CT検査
  ・ 市町村健康診断(瀬戸市、尾張旭市)
  ・ 半日人間ドック、企業検診
  ・ 予防接種、在宅往診、学校医、産業医業務


 また、あさい病院と連携しての入院加療も可能です。(2週間の糖尿病教育入院など)
それ以外にも、訪問着護ステーションと協力して在宅往診も行っておりますのでご相談ください。









【 ★ ご好評を頂いておりました「禁煙外来」ですが、現在は都合により中止致しております。診療再開につきましては、HP上でお知らせいたします。 】







 喫煙されている方も、一度は禁煙をと考える方は多いものです。しかし、禁煙をしても長く続かず、すぐにタバコを吸ってしまうというのはよく聞く話です。


 当外来では、一人ひとりの喫煙習慣・喫煙背景・ニコチン依存度を考え、各々にあった禁煙プログラムの作成を行い皆さんの禁煙のお手伝いをしています。





≫≫≫≫たばこ依存度テスト
≫≫≫≫タバコ豆知識




 喫煙の現状


 近年、健康増進法の施行や国民の健康への意識の高まりから喫煙率は下がりつつあります。
しかし、他の先進諸国に比較して日本ではまだまだ喫煙率が高いというのが現状です。
また、未成年者の喫煙率は年々増加傾向にあり問題となっています。



 なぜ禁煙は難しいのか?


 禁煙をしても長く続かず、すぐにタバコを吸ってしまうというのはよく聞く話です。
ではなぜ禁煙は困難なのでしょうか?従来の考え方では、たばこは嗜好品、喫煙は単なる習慣で、本人の「意志」の間題であるというものでした。
 しかし、最近の研究ではタバコがやめられないのは心理的依存と、ニコチンに対する身体的依存より成り立つ「依存症の一型」であるということがわかってきました。よく「タバコを吸うと落ち着く」というのを聞きますが、これは「タバコを吸わないと落ち着けない」ということを意味しており、すでにニコチン依存症の症状なのです。
 ニコチンは、アルコールやヘロン、コカインにも匹敵する強力な依存物質です。したがって禁煙を実行した直後は非常につらく、さまざまな、たえ難い離脱症状いわゆる禁断症状(イライラ、頭痛、ねむけ、けんたい感など)に悩まされることもあります。
 しかし、最近ではニコチンガムやニコチンパッチ等を使用し、ニコチンを薬剤の形で補充しながらまず心理的依存から離脱を果たし、その後に身体的依存を断ち切るニコチン代替療法が用いられるようになり禁煙が以前に比べ容易になってきています。
 当外来ではこれらをふまえ、喫煙習慣・喫煙背景・ニコチン依存度を考慮し、一人ひとりにあった禁煙プログラムを作成し、ニコチン代替療法や心理的依存に対して医師のカウンセリングを行い、皆さんの禁煙のお手伝いをしています。


 タバコの害と疾患について


 たばこの煙には現在分かっているだけで、4000種類以上の化学物質が含まれていることが判明しており、そのうち有害であることが分かっているものだけでも200種類をこえています。なかでも、ニコチン、タール、一酸化炭素が三大有害物質といわれます。また最近ではダイオキシン類などの環境ホルモンについても報告されてきています。
 喫煙により発症のリスクが増大すると考えられる疾患を喫煙関連疾患と呼んでいます。喫煙は多くの癌のリスクを高めます。また、癌以外にも神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿・生殖器系や内分泌・代謝など身体のあらゆる部位の疾患に影響しています。その他にも免疫機能低下により、アレルギー性疾患をひきおこしたり、創傷治癒の遅延をきたしたりもします。
 また、運動能力の低下や美容にも悪影響をおよぼし、老化を促進したり、寝たきり状態が促進するともいわれています。また、たばこの煙中のニコチンと一酸化炭素は胎盤を通過し、これにより胎児に低酸素や発育障害を来します。喫煙する妊婦は低体重児の出生、早産などの頻度が高いこともわかっています。
 逆に禁煙によって発症・死亡のリスクが低下したり進展が抑えられることも明らかにされています。肺癌、口腔癌、食道がん、膵臓癌、膀胱癌などでリスクの低下が報告されています。虚血性心疾患において喫煙が危険因子であることはよく知られているが、禁煙後1年で非喫煙者と同等までリスクが低下するといわれています。
 また、脳卒中についてもリスクは低下すると報告されています。


 たばこ依存度テスト


質問 0点 1点 2点 3点
1.起床後何分で最初の一本を吸いますか? 61分以後 31〜60分 6〜30分 5分以内
2. 禁煙の場所で喫煙を我慢することが難しいですか? いいえ はい    
3. 1番やめにくいのは朝一番に吸う煙草ですか? いいえ はい    
4. 一日に何本吸いますか? 10本以下 11〜20本 21〜30本 31本以上
5. 午後より午前中に吸う煙草の本数のほうが多いですか? いいえ はい    
6. 一日中寝ているような体調の悪いときでも喫煙しますか? いいえ はい    

6点以上は重症のニコチン依存症
FTND(Fagerstrome Test forNicotine Dependence) (Heatherton,1991)



< タバコ豆知識 >


 ”軽いタバコ”の害について(低タールのたばこ)


「タバコを止めろと言われたので軽いタバコにかえた」という話を耳にします。
軽いタバコは害が少ないのでしょうか?残念ながら、軽いタバコも害は変わりません。
そもそも軽いタバコというのはどのようなものなのでしょうか?
 基本的には、フィルターに小さな穴をあけるなどして空気を取り込み薄めているものです。
そこで、ウイスキーを飲むことを考えてみて下さい。
 水割りで飲んでも、ストレートで飲んでも一本飲めば一本分のアルコールを摂ることになります。薄くはなりますが、タバコも同様です。
 薄めてあっても一本吸えば一本分の有害物質を吸うことになってしまいます。


・タバコの煙の種類




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