小樽旅行記 2004.6
準備編&1日目 2日目(1) 2日目(2) 3日目



◆2日目:6月13日(日)◆                            

<レンタカーを借りる>

 8時30分に起床.今日も良い天気である.
窓からはヨットハーバーが見える.
ホテルから朝食券を貰っていたのであるが,今回はウニ丼が食べたかったので,お腹が
空いたのを我慢して朝食をとらずに出発.
タクシーに乗り,小樽駅前にあるレンタカー屋へ行く.
車(ヴィッツ)を借りて9時20分過ぎに余市へ向けて出発.
カーナビがあるのでとても便利である.
渋滞もなく9時45分にJR余市駅に到着.



<豪華ウニ丼のブランチ>

余市に立ち寄ったのは掲示板で教えていただいた「美味しいウニ丼」を食べたかったの
である(詳細は「皆さんからのレポート」のキャッチさんのご報告をご覧下さい).
目的のお店「海鮮工房・かきざき商店」(余市市黒川町7-25)は10時からオープンなので
1階にある食品スーパーの「柿崎商店」を見る.
海産物や農作物などお値打ちの商品がたくさんあり,多くの客がいた.
甘エビの箱詰めはかなり心惹かれた.
夕張メロンも販売されており,メロン好きの夫は興味深く見ていた(等級は良く分からないが,
小樽の店よりも安かった).

 10時過ぎになり,2階のお店に行くとすでに食券売り場には人が並んでいた.
ホッケ定食,イクラ丼など他よりも格安の値段のメニューが並んで悩んだが,「やはり普段
食べられないウニ丼よねー」とウニ丼赤(折)2,210円を2つ注文(その他,白カップ,赤カップ
がある,漬物,味噌汁付き).
積丹半島のウニは6月から8月が旬で店の入口にも「余市産ウニ入荷しました」という
張り紙がしてあったので,丁度良い時期であったのだ.
さらに毛蟹汁609円を1杯注文.
かなり豪華な朝食兼昼食になってしまった.
ウニ丼はご飯の上に折のウニをそのまま載せるといったシンプルなものであるが,濃厚で
とても美味しかった.
美味しいウニしか食べないという夫も大変気に入っていた.

  
  超美味しかったウニ丼.ウニが折の形のままである豪快な一品(笑).


毛蟹汁も蟹の旨みが味噌汁に出ていて美味しい.
食後に「今回のテーマはウニにしよう」ということになり,今が旬のウニを食べまくること
にした.
節約旅行の予定だったのであるが,ウニの美味しさを知ってしまっただけに今回も散在する
ことになってしまいそうだ...


<ジャンプ王国の余市>

観光情報を収集しようと思い,JR余市駅へ行く.
駅に隣接しているエルラプラザの2階には「ジャンプ王国余市展示ホール」なるものがあった
(無料).
ジャンプファンの私は興味があり行ってみると,有名ジャンプ選手のスキー板やウエアなどが
展示されていた.
余市出身のジャンプ選手は大変多く,最近では船木選手や斉藤選手がいるそうだ.
思わぬところで嬉しい展示を見る事ができてハッピーだった.
これを知ってますます余市という街に興味を持ってしまった.
最大の関心事である「ニッカウヰスキー工場」はドライブの後の楽しみにとっておくことにして
積丹半島ドライブをすることにした.



<積丹半島ドライブ>

国道229号線を走る.
これは海岸沿いの道で所々トンネルがあるのであるが,面白い形の岩が時々見られる.
その代表が「ローソク岩」でひょろんと細長い岩が海に立っている.
その後,山越えなどをして1時間くらいで島武意海岸に到着.
カーナビがあるので知らない土地でも大変楽に到着することができる.
土曜日ということもあり駐車場には多くの車が停まっていた.
駐車場から歩行者用トンネルを抜けると美しい海岸が眼下に広がる.
「日本の渚百選」に選ばれただけの事はある.
ここはちょうど展望台になっており,下の海岸まで急な斜面を下って降りる事ができる.
青い空,「シャコタンブルー」の海,エゾカンゾウも咲き乱れ,久しぶりに美しい日本の海を
見る事ができた.
あまりにも景色が美しいので,降りる途中で何度も立ち止まり写真を撮ってしまった.
予想以上に素晴らしい場所だった.



<神威岬へ>

 次は最終地点の神威岬へ向かう.
今回の旅行は突然決まり何も調べていなかったので,先程の島武意海岸と同じような場所
かなーと思っていたら,そうではなかった.
駐車場から遊歩道を歩いていくと「女人禁制」の門がある(昔はそうだったらしい.もちろん
今は大丈夫).
そこを抜けると岬の突端まで遊歩道が延々と続いているのが見える.
断崖絶壁の場所に道が設けられており,これを見ただけで高所恐怖症の夫は怯えていた.

  
  こんな感じで突端まで道がある.海のブルーがとても美しい.


 20分程歩くと岬の突端に到着するのであるが,途中,自然を満喫しながら気持ち良く歩く事
ができる.
ここでも青い空,シャコタンブルーの海,エゾカンゾウを楽しむ事ができる.
ただし,風が大変強く(台風みたい),ハードコンタクトレンズの私には辛かった.
夫はかなり怖がって歩いていた.
途端から眺める水平線は絶景で地球を感じる事ができた.
また,鳥が「気持ち良く浮かんでいる」ようであった.
これを見て久しぶりに鳥になりたい気分になった.
日本にもまだまだ素晴らしい見どころがたくさんあるということを痛感した.
とにかくこの積丹半島の景色は久しぶりに感激した.