小樽旅行記 2004.6
準備編&1日目 2日目(1) 2日目(2) 3日目


◆2日目(その2)◆                                  

<憧れのニッカウヰスキー工場へ>

積丹半島の景色は堪能したので,次はお待ちかねのお酒タイムで余市にある
ニッカウヰスキー余市蒸溜所」へ向かう.
14時30分に到着.
徒歩で行く場合はJR余市駅からすぐであるが,車の場合は工場をぐるりと回り込んだ奥に
駐車場がある.

 かなり昔に私は行った事があるが,あの頃,私にとってウィスキーは夕食後に父が毎晩飲んで
いたので「おやじの飲み物」という印象が強くて(笑),自分は好んで飲まなかった.
飲むとしても薄い水割りで「なんて変な味がするんだろう」と思いながら飲んでいた.
従ってニッカの工場見学もあまり興味がなかったのでほとんど印象に残っていない.
ただ,お酒好きの父のお土産にアップルブランデーを購入したことだけ覚えている.

しかし,最近はウィスキー好きの父の遺伝子が目覚めたのか(!?)ウィスキーも大好きなお酒と
なってしまい,味は良く分からないがいろいろなスコッチウィスキーを飲むようになってしまった.
私がウィスキーに興味を持った頃にこの工場で作った「シングルカスク余市10年」が2001年の
世界のウィスキーテイスティング・コンテストで最高得点を取り,ニュースで大きく報道されていた.
早速インターネットで購入して,夫と喜んで飲んでいたのだが,そういう事もあり余市工場は憧れの
場所だったのだ.

工場は広い敷地に赤い屋根の建物が点在し,緑も多く,散歩しているだけでも楽しい.
こんな良い環境で眠っているウィスキーは幸せだなーと思ってしまった.
工場見学は無料(9時〜17時)で受付で手続きをするとパンフレットが貰えるのであるが,自由に
回っても良いし,ガイド付きの案内にも参加することができる.
私達は自由に見学することにした.
ウィスキーができるまでの工程や創業者の竹鶴氏にまつわるエピソードを知る事ができてますます
ウィスキーに対する興味が沸いてきてしまった.
「ウィスキー館」には「ウィスキー倶楽部」というコーナーがあり,とてもお洒落な雰囲気の場所で
ウィスキーを楽しむ事ができる.
スコットランドのパブをイメージしたそうで,スタッフはタータンチェックのベストを着ている.
シングルカスクの原酒10年が無料で試飲できる他,有料でいろいろなウィスキーを試飲することが
できるのだ(つまみも販売).
いろいろ種類も多くお酒好きの人にとっては嬉しい場所だ.
夫はシングルカスク原酒の25年900円(15ml)を喜んで飲んでいた(ちなみに余市工場限定で
購入できるのであるが500mlで2万円!).
私は残念ながら運転手だったので(ここからは私が運転する事になってしまった...)香りをかぐ
だけであったが,それでも幸せな気分になった.

結局,自分用のお土産としてシングルカスク原酒の15年(500ml, 1万円)を購入してしまった.
15年は夫が試飲した25年と同様にシェリーの樽で熟成しているとの事.
次回はウィスキーつくりを体験してみたいものである.



<ワイン工場&毛無山展望所>

レンタカー返却までまだ時間に余裕があるので,タクシーの運転手が勧めてくれた小樽郊外の
毛無山展望所に行ってみる事にする.
途中に北海道ワインの工場もあるので,そこにも立ち寄る事にする.
カーナビに従って運転するだけなので何も考えずに「北海道ワイン・ワインギャラリー
(小樽市朝里川温泉1-130)に到着.
隣接している大きなショップは9時から17時まで営業しているのであるが,工場見学は時間が
決まっており,見る事ができなかった.
北海道ワインと言えば,小樽ではよく見かける「おたるワイン」の会社であり,いろいろなワインや
発泡酒を夫は試飲していて楽しんでいた.

ここからさらに山を登っていくと毛無山展望所に到着.
夜景が美しいそうであるが,私達が見た夕暮れの景色も良かった.
小樽の美しい海と街を見渡す事ができ,ウィングベイの観覧車やヒルトン小樽も良く見える.

お腹が空いたので,17時過ぎに早々にレンタカーを返却する.


<旬の海の幸を堪能!>

旬のウニの魅力に取り付かれてしまった私達は(笑),「夕食も美味しいウニが食べたい!」と
いうことで意見が一致した.
お店は積丹半島ドライブの時に目をつけていた美国にある「積丹料理・ふじ鮨本店」の小樽店に
行く事にする.
JR小樽駅からフラフラ歩きながら「ふじ鮨小樽店」(小樽市堺町5-36)に向かい,大通り沿いの新館
に入る(翌日気がつくのであるが堺町通り沿いにも店がある.つながっているようであるが).
18時前なのにけっこうお客さんがいた.

 カウンターに座り,小樽の地酒,バフンウニの刺身2,415円を注文.
付出しが岩のりクラゲで初めて食べるがお酒に合って大変美味しい.
憧れのウニは殻に入って盛り付けも美しかった.
味は濃厚で最高に美味しく感じた.
6月の旬の時期に来てよかったとつくづく感じながらウニを味わう.
調子に乗って,イカ,アワビ,ホッキのお刺身を注文.
「贅沢は昨日の鉄板焼きだけ」と言っていた事を二人ともすっかり忘れてしまったようだ.
カウンターに座るとついつい美味しい食材が目の前に並んでいるのであれもこれも食べたくなって
しまうのである.
お刺身が美味しいとお酒もどんどんすすんでしまう.
かなり飲み食いしたところで最後はお寿司.
夫は12貫の「旬のにぎり」2,940円,私は6貫の「お得寿司」1,848円.
どちらもムラサキウニのお寿司が入っており,これも美味しい.
好みはあるようであるが,お寿司や丼にはあっさりしたムラサキウニが合うようである.

 大変満足して,歩いてヒルトン小樽まで戻る.
途中,ウィングベイのポスフールで「美園」のソフトクリームを食べる.
21時前に部屋に戻り,そのまま睡眠.



 今日の歩数:20,300歩