ニューヨーク&ナイアガラ旅行記2007


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◆2日目(その2)◆

<憧れのステーキを食べる>

 これから
有名ステーキレストランの予約があるので,お店へ向かう.
予約は何と15時45分からという中途半端な時間である.
本当はヤンキースタジアムツアーの後に,引き続きちょっと遅いランチを...と思っていたが,予約がこの時間しか取れなかったのだ.
さらに,ブルックリンにあるので,移動がちょっと大変である.
そこまでしてもステーキ好きの私達はどうしても
ニューヨーカーに評判の高いというステーキを一度食べてみたかったのである.

 地下鉄のF線とJ線を乗り継いで,ブルックリンの
Marcy Av.駅で下車.
ちょっと寂しいSouth 7th St.を歩いて10分弱でステーキレストラン「
ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス (Peter Luger Steak House)」(178 Broadway, Brooklyn)へ.
車通りのない道でタクシーが何台も停まって客を降ろしていたので,遠くからでもレストランの場所を把握することができた.
やはり,場所柄,地元の人達はタクシーを利用するようだ.

 このレストランは
創業100年以上の歴史があり,ニューヨーカーに圧倒的な人気を誇るということで,最も気になっていたのである.
「いくら人気のレストランといっても15時45分からに指定されるって,不思議だよねー.中途半端な時間だから,お客さんが少なくってのんびり出来るかもねー」と私達は話していたのであるが,それは大きな間違いであり,このレストランを甘く見すぎていた.
お店に入ると,既に予約のお客さんが席に案内されるのを待っている状態で,既に5組ほどいた.
ほとんどが4人以上のグループであった.
順番に席に案内してもらえ,私達は1階の席であった.
パリのビストロを感じる昔のお洒落な食堂風で,満席の賑やかな店内はとても居心地が良い.

 お酒は生ビール(
ブルックリン・ラガー)を注文.
何も考えず,ブルックリンの地名が入っていたので注文したが,
このビールはコクがあって大変美味しかった(この後,滞在中はこればかり飲んでいた).
前菜は陽気な店員お勧めのトマトとオニオンのサラダ,ステーキはポーターハウス2人前(種類はこれしかない),付け合せはほうれん草とハッシュドブラウンを注文.
サラダは巨大トマトとオニオンがスライスしてあるだけシンプルなものであるが,いかにもアメリカらしい.
ドレッシングは甘めのステーキソースで,これとなかなか合った.
サービスのパンが3種類あり,これもけっこう美味しかった(ステーキに向けて,少し食べて我慢した).
 ステーキレストランのパンは店ごとに特徴があり,来店時の密かな楽しみとなっているが,この美味しいパンを食べて,どんなステーキがやってくるか,さらにワクワクしてきた.

 いよいよ待望の
ポーターハウスが登場.
やはり,期待を裏切らず巨大だった(笑).
初めて知ったが,骨を境として片方がサーロイン,もう片方がヒレとなっているようだ.
店員が最初は取り分けてくれる.
初めにステーキソースなしで頂いたが,お肉に旨みがあり,大変美味しい.
私達が知っているアメリカのお肉にしては脂が少し多いような気がした.
途中で店員が「これにつけて食べるとまた美味しいよ」と醤油を持ってきてくれた(私達のテーブル担当の店員は大変明るくフレンドリーで,とても親切だった.このような対応を受けるとレストランに対するイメージもさらにアップする).
試しに醤油をつけて食べてみると,また別の美味しさがあった.
私は最近,お肉をわさび醤油で食べることが多いのだが,このお肉も醤油と相性が合い,お肉の脂が丁度良いように感じた.
最後にコーヒーを注文したら,メダルチョコレートのサービスもあった.
 こちらの支払いは現金のみで,合計100ドル弱だったが,100ドル札も受け取ってもらえた.
ラスベガスでは100ドル札が必要不可欠であるが,ラスベガスに行かなくなってから,この100ドル札を持て余していたのだ(笑).

  
  
ピーター・ルーガーの入口付近.気軽に美味しいお肉が食べることができた.

 帰りは既に薄暗くなっていたので,走って駅まで戻った(薄暗くなり,さらに危険な雰囲気は強くなった.夜はタクシーを利用した方が良いと思った).
再び地下鉄に戻ってホテルに戻るが,途中,マンハッタンの景色がとても美しかった.


<ミュージカル「美女と野獣」を鑑賞>

 一度部屋に戻り,ちょっとまともな服に着替えてミュージカル鑑賞に出かける.
普段,芸術に縁の無い私達であるが,「
ニューヨークに来たら,やっぱりミュージカルよねー」と何も知らないのにちょっと気取ってみて,3本も予約をしてしまったのだ(完全におのぼりさんだ).
まず初日はストーリーが大体分かっていそうな「
美女と野獣 (BEAUTY AND BEAST)」を選んだ.
会場は
Lunt-Fontanne Theatre (205 West 46th Street)でホテルから容易に歩くことができる距離にある.
19時からの開演であり,18時20分頃,会場に到着.
道路に沿ってずらりと人が並んでいた.
18時30分に開場.
ディズニーということもあり,けっこう子供連れが多かった.
私達はオーケストラL列の右の方の席.分かりやすい英語で,英語な苦手な私には嬉しいミュージカルであった.
また,セットも豪華で,思っていた以上に見応えがあった.
途中,休憩もあり,21時40分くらいに終了.

 タイムズスクエア周辺を散歩しながら,ホテルに戻る.
この時間帯は特に治安に問題はなく,普通に歩く事が出来た.
ロビー階のバー「
Pinnacle Bar」に立ち寄る.
朝食で利用したレストランAboveの手前にあり,お茶も飲めるようで,お昼から深夜まで営業している.
実はマンハッタンでカクテルを飲むのが楽しみだったのだ.
ニューヨーク由来のカクテルは色々とあるので,行く前に少し研究もした.
しかし,メニューを見ると,スタンダードカクテルが15ドルもしていた.
さらに,カクテルを作っている様子を見て,無難な生ビールにした(笑).
先程のステーキレストランで飲んで美味しかったブルックリン・ラガーがあったので,これを飲みながら繁華街を眺める.
コクがあるビールなので,おつまみなしで楽しめる.
バーの雰囲気はけっこうまったりした感じなので居心地は良かった.

 23時頃,部屋に戻り,窓の外の景色を撮影してすぐに睡眠.

  
  
部屋から見える夜景はこんな感じ.元旦の昨日よりもビルの明かりが多く点灯していた.

今日も私達にしては珍しく,動いてしまった.
やはり,新しい場所に来ると,ついつい動き回ってしまう.
明日からはいつも通りにまったりしたペースで行動したいものであるが,明日もちょっと予定が入っているので厳しそうだ.


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